ニュース&トピックス

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「森で働きたい、どんな仕事か知りたい」という人々のためのイベント、「森林(もり)の仕事ガイダンス」が、1月23・24日、東京・秋葉原で開催されました。全国の森林の担い手を育成することを目的としたこの就業相談会・共同説明会は、「緑の雇用担い手対策事業(林野庁)」と「林業就業支援事業(厚生労働省)」の実施主体である全国森林組合連合会が主催。各地域の林業労働力確保支援センター、森林組合などの参加・協力を得て、平成13年度から毎年実施されているものです。

森林(もり)の仕事ガイダンスでは、林業への就業や森林・林業に関心を持つ人に対して、必要な情報の提供や仕事内容の紹介、林業就業支援講習会、「緑の研修生」制度の説明などが行われます。林業就業に必要なチェーンソーや刈払機等の資格取得の支援、就業後にも継続して学べる研修プログラムなどの支援体制についても詳しく知ることができるほか、就業を希望する地域の現状や、先輩研修生の体験談を直接聞く機会も提供されています。

東京会場となったアキバ・スクエアは、例年に比べて予想を上回る大賑わい。10代から60代ぐらいまでの男女で、会場には熱気が溢れていました。若い世代や女性の姿も目立ちます。緑の研修生とOBによる体験談、枝打ち名人の鮮やかな技披露など、森の仕事をリアルに見聞できるコーナーが人気を集め、また、ジャーナリスト鳥越俊太郎さんのトークショーでは、「100年先に豊かな森を伝えていく林業に誇りを!」という熱いメッセージにうなずく参加者の姿も印象的でした。

場内には都道府県ごとに就業相談ブースが設置され、相談者が長蛇の列。本気で林業に就くことを考えて、仕事の内容や現地の実情、就業までの道のりを真剣な面持ちで質問していました。

65歳以上が1/4(平成17年国勢調査)を超え、高齢化と後継者不足が嘆かれている林業ですが、Iターンなどにより森の仕事に従事する30代〜40代が増えているのも事実。就業後の定着率向上が課題とはいえ、東京都の就業相談ブースでは、就業希望者が雇用件数に対し50倍という話も聞かれ、関心の高さが伺えます。このガイダンスの盛況ぶりを見ると、今後ますます林業を志す人が増えていくと期待せずにはいられません。100年先の森に責任をもって向き合う職人の仕事、魅力的だと思いませんか?


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