ニュース&トピックス

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奈良県吉野郡東吉野村では、平成19年度に「東吉野村地域エネルギービジョン」を策定し、森林、渓流など恵まれた地域資源の活用による環境に配慮した安全で安心な新エネルギー導入の基本的方向を示しました。重点テーマのひとつ「木質バイオマス資源の有効活用」について、引き続き独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の「地域新エネルギー・省エネルギービジョン策定等事業」の補助によって、事業化に向けての詳細調査を実施し、平成21年2月「東吉野村地域新エネルギービジョン」を策定しました。

調査により、木材加工の過程で発生する木質バイオマス資源(おが粉、樹皮、チップ、端材など)のほとんどがすでに有効利用・販売されていることが判明しました。そこで未搬出材(搬出されない末木や間伐材など)を対象に、これらを搬出し、薪・チップ・ペレットを新たに村内で製造した場合の製造単価を試算した結果、短期的には薪なら市場価格よりも低コストで調達できることがわかりました。また、

これを受けて、公共施設の重油ボイラーや灯油ストーブを薪ストーブに取り替えた場合のランニングコストを試算し、平成21年度には「ふるさと村」に薪ストーブを3台購入することが決定しました。中長期的には薪ボイラーや、チップ・ペレットのストーブやボイラーの導入も検討しています。

山林所有者へのアンケートでは、実搬出材の提供について「積極的に協力したい」「できれば協力したい」という回答が合わせて88%に達し、村ぐるみでの取り組みが期待されます。村では薪の利活用には地域活性化、未搬出材の利用による山林の美化、災害防止など多くの社会的意義・効用があるとし、薪利用から始める豊かな地域社会の構築を呼びかけています。


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