ニュース&トピックス

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2012年クリック年間ランキング


発表!なんて大げさに書くのは気恥ずかしい気もしますが、いよいよ年の瀬ということもあり、twitter の 2,880人のフォロワーさんと Facebook にいいね!をくださったみなさんにクリックされた記事の年間統計を出してみました。

 

■今年、最もクリックを集めたのは陸前高田の「奇跡の一本松」

これまでに4度の津波を耐え、多くの人々が再生を願った松でしたが、その願い届かず、枯れてしまった「奇跡の一本松」。話題はその「子供たち」がすくすくと育っているという報告です。この記事には、今年最も印象深いインタビューをさせていただいた、共存の森ネットワーク・澁澤寿一氏が素敵なコメントを寄せてくださいました。

高田の一本松
被災者にとって、一本松はかつてこの場所に存在した、家族と地域の命の証しでした。そして今年、一本松は伐採されました。
でも、ハッキリ判ったことがあります。命はつないでいくものだということを。
生きるために本当に必要なものは何か、食料は誰がつくった物を食べるのか、エネルギーはどの位の量を使う生活を目指し、そのためにはどのようなエネルギーが必要なのか、本当に子供に伝えなければならない教育は、誰がどこでやるのか・・・未来はお金で買うのではなく、自分たちの手でつくるものだということを知りました。
一本松の次の世代が、そんな被災者の方々と私たちを見て育ち、その松の下で子供たちが暮らす未来を夢見ています。 / 澁澤寿一

この記事を流したのは5月のことでしたが、12月に入ってもたくさんの関連ニュースがありましたので、3つピックアップしてご紹介します。人々の関心の高さが伺えますね。

その後の「子どもたち」の様子。 [時事ドットコム 12/8]

掘り出された「一本松の根」の写真が力強く美しい。 [日本経済新聞 12/6]

「一本松」から400m北に松の新芽が発見される。 [NHKニュース 12/26]

 

■「奇跡の一本松」の他にもご神木、巨木に関するニュースが
3本もランクイン

私の森.jpを運営していると、人の「老木」「巨樹」を敬う気持ちに共感することが多いのですが、なんと、ご神木を除草剤でこっそり枯らしておいて、「枯れてますよ」と引き取りに来る悪質な業者がいるというではありませんか! 編集部でも「罰が当たればいい」「いや既に当たっているはずだ」と大憤慨していました。同じ気持ちの方、多いのではないでしょうか。

薬注入で枯れたご神木を伐採へ 愛媛 [NHKニュースWeb 12/25]

1位は縄文杉、2位は... 神秘的な巨樹ベスト10 [日本経済新聞 9/19]

樹齢1千年超!?紀の川大堰の上流で40トン巨大流木引き上げ [MSN産経west 8/17]

 

■オランダの木製自転車、木質ペレット製造機、燃えない木で
建設されるショッピングセンター

できるなら、日々の生活から、石油由来製品が自然に循環しやすい「森由来製品」に置き換わって欲しいと願い、私の森.jpでは「森製品」と呼んでデザインの良い国産木製製品を紹介しています。ベスト10にランクインしてきた以下3つの話題は、いずれも「あったらいいな」「欲しいな」というモノ。そして、森とこれからの時代を予感させるようでもありました。

自転車をほとんど木で作ってみた! オランダ発の木製バイク [時事ドットコム 9/5]

需要高まる木質ペレット燃料を気軽に製造~ [NetIB-NEWS 4/9]

(木材の)意外な利用法あります! [WBS : テレビ東京 7/19]

 

■中学入試問題に間伐に関する出題

毎月「森のクイズ」を作成している編集部では、この記事にも興味津々でした。大人にも難しい問題ですから、「厳密には」なんて書き出す大人たちに説明させたら、さぞや長大な回答になるのだろうな、とか、この問題を解いた子どもたちは、大人になっても覚えているのだろうか、などなど、随分と盛り上がったのを覚えています。日能研の「シカクいアタマをマルくする」シリーズは車内広告にも見かけたので、多くの大人たちの目にも触れたのでは。

日能研の「シカクいアタマをマルくする」より「間伐がなぜ山崩れを防ぐことにるながるのか、説明しなさい」

 

■関係者に話題となったNHKの「クローズアップ現代」

マスメディアが国の林業政策についてついに取り上げてくれた!と関係者の間で話題となっていたNHK「クローズアップ現代」の話題が7位にランクイン。番組のダイジェスト版がWebで読めるようになっているので、ぜひご覧ください。編集部も思うところは色々ありますが、どちらかと言えばポジティブに捉えています。番組取材班に綿密なヒアリングを受けたという赤堀楠雄氏(私の森.jpに「伝えたい、森の今」を掲載中)からコメントを寄せていただきました。ご紹介します。

林業専門のライターとして一番気になるのは、やはり7位のクローズアップ現代。実は制作途上で、かなり綿密な取材(と本人は思っている)を受けたこともあり、内容を注目していました。
結果は、30分弱の放送時間ではとても語りきれないことをやや無理して詰め込んだ観があり、「うーん、そんな簡単なことじゃないんだけどな」というのが正直な感想です。実際、林業関係者など専門家の間では、けっこう不評です。

ただ、「日本林業、けっこうイケるのかな」と視聴者に思わせたのは、業界団体の下手なPRよりはよほど効果的と前向きに受け止める向きも。次は2時間の特番でもっと詳しく取り上げてくれないかな。ね、NHKさん。 /赤堀楠雄(林材ライター)

眠れる日本の宝の山~林業再生への挑戦~NHK「クローズアップ現代」

 

■2013年も森のこと、続きます。

今年もいろいろなことがありました。私たち編集部スタッフは、日常業務の合間を縫うようにしてこのWebサイトを運営していますが、時間やリソースが足りなくなり、お伝えするタイミングを逃したり諦めたりして、何度も悔しい想いをしました。それでも来年も頑張るぞ!と思えるのは、ときどき皆様から頂く「興味深い」「勉強になった」「頑張って」という声があるからこそ。本当にありがとうございます。


さて、私たちにとっては、この人の応援もエネルギー源のひとつ。私の森.jpを立ち上げるキッカケを下さった、ファウンディング・アドバイザー、枝廣淳子氏のコメントを紹介します。

どのニュースも「もう一度読んでみたい!」と思うものばかりですね。時代に関係ない本質的なものもあれば、今ならではのニュースや最新の動向も。
とてもうれしくなったのが「復活が絶望的とされている奇跡の一本松(陸前高田)。その「子ども」たちが筑波の研究所ですくすく育っているという嬉しいニュース」。「若葉の写真に希望を感じます」という紹介にほっとしたりわくわくしたり元気をもらう人も多いのでは。人生山あり谷ありと言われますが、森を見ていると人生がわかる......森に生き方を教えてもらえる......んじゃないかな?

来年はどのような森からのニュースが届くのでしょうか。私たちはどんな時代を森と一緒に生きていく世代なのでしょうね? / 枝廣淳子未来共創フォーラム

 

本年もお世話になりありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

編集部一同

※編集部スタッフそれぞれのコメントはメルマガ編集後記に♪