ニュース&トピックス

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森林の施業管理、森林資産(素材)の生産・加工・販売から製材会社への経営支援、森林再生コンサルティングなど森林・林業の包括的支援事業を行う株式会社トビムシは、国内初の森林・林業支援の事業ファンド「共有の森ファンド」を創設。第一弾として、岡山県西粟倉村(にしあわくらそん)及び美作森林組合との連携により、国内で初めての林業支援ファンド事業を開始しました(2009年4月7日よりファンド出資募集開始、9月30日まで二次募集中)。

この事業は、個人投資家から1口5万円単位で出資を募って森林資源の手入れや伐採、作業道整備に必要な設備に充当し、集約化された林業経営により付加価値の高い国産材を市場に出荷して、収益の一部を出資者に還元するという仕組み。西粟倉村と組合の取り組みに対するファンド募集と包括的支援を、トビムシが行うというものです。

鳥取県と兵庫県の境に隣接する人口約1,600 人の西粟倉村は、村の95%を森林が占める典型的な山村で、近年は林業の衰退とともに森林の多くが放置され荒廃していました。そこで西粟倉村は、改めて森林を村の重要な資産と位置付け、その有効活用による村の再生を推進。2005 年のFSC森林認証取得をはじめ、2008 年には、次世代に美しい森林を引き継ぐ「100 年の森林構想」を打ち出し、森林経営の集約化と西粟倉村の木の家(産直住宅)の商品化などを進めています。

共有の森ファンドは、林野庁の「緑のオーナー制度」などとは異なり、森を所有するための出資ではなく、製材会社に対するコンサルティングや"売れる木材"のための販路開拓なども含めた包括的な事業として行われるもの。出資者(投資家)向けには、現地を見学・体験する「西粟倉・源流の森ツアー」(※8月末に第1回実施予定)や、農産物の送付などの特典も設ける予定です。

民間の知恵を活かした金融システムによって地域産業を支え、荒廃が深刻な森をよみがえらせ、長期的な森林資産価値の向上を目指すファンド事業。離れて森を想う人と、森とともに暮らす人をつなぐ新しい仕組みとして、期待がかかります。


Cyberforest for Environmental Education (CF4EE)
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