ニュース&トピックス

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3.11の東日本大震災以降、被災地各地では、自治体や民間ボランティア団体などが中心となって、その地域の森を活用する素晴らしい復興支援活動を行っています。
地域材でつくる温かみある仮設住宅の建設プロジェクトや、東北の森から得る薪や炭などの木質バイオマスエネルギーの活用など、そのひとつひとつに、知恵と熱いハートがあり、勇気づけられる活動が本当にたくさん!

私の森.jp編集部が注目する活動をまとめてご紹介します。
第1弾は、「木質バイオマスエネルギーの利用」プロジェクト集


●つながり・ぬくもりプロジェクト
太陽光・太陽熱・バイオマスなど、自然エネルギーによる被災地支援
http://tsunagari-nukumori.jp/(新サイト)

つながり・ぬくもりプロジェクト(木質バイオマス)
http://tsunagari-nukumori.jp/http://wbi.main.jp/ より転載

このプロジェクトは、太陽光発電による電気供給、太陽熱温水器による給湯、そして薪かまどや、薪ボイラー車による巡回お風呂サービスを提供するもので、支援者はこの3つの目的のなかから、自分が共感するものに募金が出来るシステムになっています。金額によって、それぞれ何ができるかも明確に表示されていて、化石燃料じゃなくて、自然エネルギーで被災地を明るく、温かくしよう!というもの。
全国のNPOや企業など多くの団体が、協力・連携して活動しています。
(協力:ISEP、R水素、FoEJapan、グリーン・ピースジャパン、WWFなど)

3つの活動のうち、薪かまどと薪ボイラー車(木質バイオマスエネルギー)による支援を実施している「岩手・木質バイオマス研究会」によると、薪かまどを設置することにより、暖をとる避難者同士のコミュニケーションの場ができ、さらに、廃材薪の収集や割る作業、水や湯の搬送、配布などを、避難者が自ら行っているとのこと。それが、皆の役に立っているという生きがい対策(精神衛生の維持)や、ストレス・運動不足の解消にもつながるという効果を、最も重視しているそうです。
(6/14 追記)
岩手県大槌町での「薪ボイラー車によるお風呂」の提供は、6月現在もひき続き、岩手県遠野農林振興センター林務課が中心となり、全国のボランティアや地元の方々によって、共同運営されているそうです。


●東日本大震災被災地へストーブを届けよう!プロジェクト
LPガスボンベを再利用した薪ストーブ『暖助(だんすけ)』製作
(事務局:リラクオーレ、製作・工房ジオ・パラダイス)
http://dansuke.wda.jp/wordpress/
twitter @dansuke_p

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長野県の家具工房ジオ・パラダイスが、廃棄されるLPガスボンベを再利用した薪ストーブ『暖助』を考案し、webサイトやtwitterで提供希望先などの情報を集めながら、東北各地の比較的小規模な避難所を中心に活動を進めています。

この「暖助」は、長さ90cmくらいまでの廃材(木材)を投入することができ、約30畳の空間を暖めることが可能。上部の天板で料理もでき、給湯用カートリッジを使えばお風呂のお湯を沸かす機能もあり、使い勝手が良いと好評とのこと。大型、小型、お風呂の給湯専用など、現地のニーズに合わせて改良型が次々と生まれています。
活動支援金を募集していて、個人なら一口5千円から応援できます。

※現在、チェーンソーを大募集しています!(中古もOK)
被災地には多くの廃材がありますが、それを切って燃料にすることが出来ずにいる方が多いそうです。眠っているチェーンソーをお持ちの方、ぜひご協力を!
→ 「被災地支援 チェーンソーを届けよう!!


●ペレットストーブ・ペレットの提供、設置
(新越金網・ユニフレーム・さいかい産業・栗駒木材・日本の森バイオマスネットワーク等。震災直後はモンベル、ユニフレーム、エコセン(RQ)他と協力。)
日本の森バイオマスネットワーク

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支援活動マップ

ペレットストーブの普及活動を行う企業や任意団体が中心となって、震災直後のまだ寒い避難所に、木質ペレットと、ペレットストーブの提供・設置を行った活動です。毎日被災地のニーズを拾い、緊急支援物資の配送を続ける傍らで、意外にも認知度がまだ低いペレットストーブを設置して回りました。初めて見る、という被災者の方も多くいて、その圧倒的な暖かさに大変驚かれ、喜ばれたと聞きます。
注目を集める「木質ペレット&ペレットストーブ」とは?


現在は、不要になった避難所のペレットストーブを回収しながら、震災遺児や母子家庭、高齢者などの受入れ施設のプロジェクト『手のひらに太陽の家プロジェクト』に軸足を移しているとのこと。

→ 日本の森林・木材資源を活用した支援活動まとめ(その2:住宅編)はこちら


Cyberforest for Environmental Education (CF4EE)
信州大学志賀自然教育園ライブ音 #otanomo
University of Tokyo Cyberforest CC-BY-SA 4.0