ふでばこ(材:ひのき、山桜、ナラ)
ふでばこ
木組みの技術/ヒノキ/ふでばこ
1つの木から作られたふでばこ。
この筆箱は、金具などを一切使用していないのに、蓋を数ミリスライドさせるだけで、本体に蓋がしっかりと収まり、逆さにしても開かない仕組みになっています。本当はぜひ手にとって触っていただきたいのですが、ぴたり!と閉まるのが本当に不思議で気持ちよくて、何度でも開けたり閉めたりしてしまうほど。
しかも、一つの木からフタと本体が製作されているので、蓋が閉まったときに木目が揃い、その姿がとても美しいのです。さらには、梅雨時や冬の乾燥期などでも、同じ木から作られているため、蓋も本体も一緒に伸び縮みしてサイズ誤差が少ないのだそう。なんとも、職人に愛され、大事に作ってもらった筆箱くんですね。
木工房ようびさんは、西粟倉村で制作されています。
そのモノづくりの姿勢は、製品を末永く使っていただくため、無垢の素材、伝統的な木組みの技術を活かしつつ、現代の暮らしにあったものを作り出すように心がけておられるとのこと。心の込もった丁寧な作品ひとつひとつがやがてひとつの風景になるよう日々制作活動をされていらっしゃるそうです。
(※)この仕組みは実用新案登録 第3163431号を取得しています。
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■材種:ひのき / 山桜 / 楢(なら) (※写真はひのきです)
■仕上:ワックスフィニッシュ(ひのき)、オイルフィニッシュ(山桜・楢)
■サイズ:W194×D62×H32
[お知らせ:2016/2/4付]
2016/1/23に発生した工房火災のため、こちらの商品は現在お求めになれません。
復興応援プロジェクトサイト「負けるな、ようび、愛してる」にて、支援商品の購入が可能となっております。
http://youbiloved.thebase.in/