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自然界のマジックテープはどれ?

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自然界のマジックテープはどれ?

草地を歩くと服に「ひっつき虫」がつくことがあります。マジックテープと同じ仕組みでつくのはどれ?

(1)アメリカセンダングサ
(2)イノコヅチ
(3)オナモミ

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答え:(3)オナモミ、です。

通称「ひっつき虫」は、ヒトや動物の皮膚や、衣服などの布にひっかかったり、張り付いたりする植物の種子や果実の総称です。ヒトや動物に運んでもらって、離れた場所に根付くことができるので、植物の「移動手段」と言っていいでしょう。ひっつき方にはいろいろなタイプがあります。

オナモミ、イノコヅチ、アメリカセンダングサ

「オナモミ」
Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by Franco Folini

「イノコヅチ(ヒナタイノコズチ)」
Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by カールおじさん

上から順番に、アメリカセンダングサは逆向きのトゲが生えていてひっかかるタイプ。イノコヅチはちょうどヘアピンのように折れ曲がった長い針を持ち、繊維にささって離れなくなるタイプ。そしてオナモミは突き出した針の先端が曲がった鉤針(かぎばり)になっているタイプ。

マジックテープの名称でおなじみの面ファスナーは一般的には、フック状に起毛された側とループ状に密集して起毛された側を押し付けてつけたりはがしたりします。オナモミの鉤針はちょうどこのフック状の起毛とそっくりです。そもそも面ファスナーを発明したスイスのジョルジュ・デ・メストラルは、登山したとき、自分の服や愛犬に貼り付いた野生ゴボウの実にヒントを得て研究したのだそうです。

ここでは「ひっつき虫」と書きましたが、地域によって「くっつき虫」、「バカの実」「イジクサレ」などいろいろな呼び名があるようです。みなさんはなんと呼んでいますか?今度「ひっつき虫」が服などについていたら、どんな仕組みになっているか観察してみてくださいね。

※マジックテープはクラレの商標で、普通名詞は「面ファスナー」。

参考リンク
Wikipedia「ひっつき虫」
Wikipedia「面ファスナー」
個人サイト「服につく種子」
花図鑑のボロボロブログ!「ひっつきむしの呼び方マップ」

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