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正解
3オトコエシ
オミナエシの「オミナ」は「女」の意、「エシ」は古語の「ヘシ(圧)」で、美女を圧倒する美しさの意味で名付けられたと言われています。細長い茎に可憐な黄色の花を咲かせ、その姿を愛でる歌が万葉集、古今和歌集、芭蕉の作品にも見られます。
これに対し、オミナエシ科の「男郎花(オトコエシ)」は、白い花。茎は太く毛もあるため、オミナエシに似ていながら力強い男性的な外見であることからオトコエシと呼ばれたとの一説があります。また、「昔、山に行く夫に白飯を持たせ、妻は粟飯(黄色)で我慢した」という伝承から、男飯→オトコエシ、女飯→オミナエシとなったという説もありますが、いずれも定かではありません。
オミナエシもオトコエシも、根茎を天日で乾燥したものは「敗醤(はいしょう)」と呼ばれ、生薬として腫れ物の解毒、解熱・消炎などに用いられます。若芽、若葉などは、天ぷら、あえもの、おひたしなどで食べることもできるようです。
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