あっと驚く蜂の色は?
蜂のイメージカラーといえば黄色ですが、実はそれだけじゃないんです。秋に姿を見せる珍しい蜂は、次のうちどれ?
- ブルービー
- パープルビー
- グリーンビー
1ブルービー
ブルービーの正式名称は「ナミルリモンハナバチ」といい、虹色の光沢をまとう青い胴体に群青色の羽をもつ美しい姿をしています。
ブルービーには、そのルックスのみならず、珍しい生態があります。彼らは自分自身の巣を作らず、スジボソフトハナバチという蜂の巣に卵を産み付け、子育てをおまかせしてしまうのです。ブルービーの幼虫はスジボソフトハナバチの幼虫たちといっしょに餌を与えられて生育します。これは「労働寄生」と呼ばれる生態です。
なかなかのチャッカリ者と見受けられますが、裏を返せば、彼らは自力で子育てできないため繁殖をスジボソフトハナバチに頼らざるを得ず、生息環境によってはあっという間に種の数が減ってしまうという弱みもあるのです。
ブルービーは台湾・東南アジア・中国などの海外に加えて、一部地域で絶滅危惧種に指定されているものの、日本国内でも見ることができます。特に有名なスポットは熊本県南阿蘇村にある「葉祥明阿蘇高原絵本美術館」で、9月から11月頃の秋口には庭園を飛び回るブルービーの姿を見ることができるそう。ちなみに性格は、ミツバチのように攻撃性が低く温厚なタイプのようなのでご安心を。幸せを運ぶ青い蜂、ぜひ一度会ってみたいですね。
参考リンク
Wikipedia「ナミルリモンハナバチ」
高知県中西部地域密着ポータルサイト【満天土佐】>ブルービー(ナミルリモンハナバチ)の世界
生活110番>【ブルービーの正体】ナミルリモンハナバチはミツバチが子育てする!
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