カタバミの家紋は?
家紋として、多くの武家に愛用されて来た「片喰(カタバミ)」。次の中で、家紋がカタバミでない人は誰?
- 稀勢の里
- 井伊直虎
- 清水次郎長
2井伊直虎
古来、自らの家系、血統、家柄、地位などを表すために用いられて来た家紋。日本だけで241種、5116紋以上の家紋があるとされ、その中でも多くの武家に愛用されて来たのが「片喰(カタバミ)紋」です。江戸時代に「葵(アオイ)紋」が徳川家に召し上げられて他の人が使用することが禁止となり、その葵紋と類似した形状を持つ片喰紋が一気に広まったそうです。
カタバミは、荒地や畑に群生する繁殖力の強い植物。家紋のモチーフには、このカタバミのようないわゆる「雑草」が多く、イタドリ、オオバコ、オモダカ、ナズナ、ナデシコなども多いようです。なぜ武将たちはこれらの地味な植物を好んで家紋に選んだのでしょうか? その理由は、生命力が強く、抜いても抜いても種を残して繁茂する雑草に、子孫繁栄の願いを込めたからだといいます。
ちなみに、2)井伊直虎の家紋は、「橘(タチバナ)」です。 現代でも、身近なところでは「紋付」の着物などに残っている家紋。自分の家紋の植物に込められた意味を考えてみるのも面白そうです。
参考リンク
Wikipedia「家紋」
「戦国武将は、なぜ雑草を家紋にしたのか」(東洋経済ONLINE)
日本の家紋>片喰・酢漿草|かたばみ
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