意外なマタタビ
「猫にマタタビ」のマタタビには、意外と知られていない面もあるようです。次のうち当てはまらないのはどれ?
- 果実は生薬にもなる
- 真っ赤な花が咲く
- キウイフルーツの仲間である
2真っ赤な花が咲く
花は、夏に、梅の花に似た純白の花が枝先の葉腋に1~3個咲きます。
マタタビは、北海道・本州・四国・九州の山地に自生する落葉つる性植物です。若枝はつる状に長くのびて、ゆるく周囲のものにからみつきます。
果実は3、4cmぐらいの先のとがった長楕円形で、8〜9月頃に黄緑色に熟します。青い実は強い辛味がありますが、熟して黄色くなると甘味が出てそのままでも美味しく食べられ、塩漬けや薬用酒としても利用されます。
また、果実の中にマタタビアブラムシなどの虫が入ってカボチャ型の「虫こぶ」になった実は、木天蓼(モクテンリョウ)という生薬として古くから重宝されてきました。冷え性、神経痛、リウマチなどに効果があるとされています。
実は、キウイフルーツもマタタビ科マタタビ属で、果実を切ってみると同じような種の配列をしています。北海道網走市では、マタタビの完熟果実を「フルーツまたたび」と呼び、特産品化しているそうです。
マタタビにはビタミンCがキウイやイチゴの5倍も含有されているとの説もあり、猫だけでなく人間にとっても嬉しい効用がありそうです。
参考リンク
イー薬草・ドット・コム「マタタビ」
マタタビ専門通販ショップ
Wikipedia「マタタビ」
オホーツク素材事典
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