
34つ
1993年12月に屋久島と白神山地が、2005年7月に知床が、2011年6月に小笠原諸島が登録されました。4つの「自然遺産」すべてに、森林生態系保護地域が設定されています。小笠原諸島の登録で、東京都から自然遺産の森林が誕生しました。
日本には他にも「文化遺産」に登録された、法隆寺地域の仏教建造物をはじめとする各地の社寺や文化財、白川郷・五箇山の合掌造り集落、紀伊山地の霊場と参詣道、そして構成資産面積の9割が森林の富士山など、林業や里山文化、木造建築や縁に深い「世界遺産」が多く、日本が森とともに文化を育んできたことがわかります。
世界自然遺産と同じくユネスコが支援する活動に「ジオパーク」があります。これは地球活動の遺産(地質遺産)を複数含む、自然公園のような地域を認定するもので、2014年12月現在、36地域の日本ジオパークが認定されています。このうち「世界ジオパーク」に認定されているのは以下の7地域で、洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島の3地域(2009年8月)、山陰海岸(2010年10月)、室戸(2011年9月)、隠岐(2013年9月)、阿蘇(2014年9月)と少しずつ増えてきています。
自然遺産やジオパーク、森林を訪ねる旅の手がかりにしてみてはいかが?
参考サイト
林野庁|世界遺産の森林
社団法人日本ユネスコ協会連盟・日本の世界遺産リスト
日本ジオパークネットワーク
日本ジオパーク委員会
白神山地:Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by jetalone
(2015.06 更新)
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