森のクイズ
Q
Q森のクイズ No.56

「白砂青松100選」に最も多く選ばれた県は?

「白砂青松(はくしゃせいしょう)」とは、白い砂浜と青々とした松原が美しい海岸を表す言葉です。では都道府県のうち「白砂青松100選」に最も多く登録されているのは次のうちどこ?

  • 青森県
  • 静岡県
  • 兵庫県
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正解

3兵庫県

(社)日本の松の緑を守る会が選定した「白砂青松100選」では、兵庫県は「慶野松原」「須磨海浜公園・須磨浦公園」「大浜公園」「吹上の浜」「浜坂県民サンビーチ」「県立高砂海浜公園」の6カ所が選定されていて最多です。この中で「慶野松原」「大浜公園」「吹上の浜」の3カ所は淡路島にあります。

青森県と、静岡県(三大松原の1つ「三保の松原」で有名)はともに4カ所で、三大松原の残る2つ、「気比(けひ)の松原」の石川県は2カ所、「虹の松原」の佐賀県は1カ所です。

白砂青松100選(兵庫県)

日本の松原の起源ははっきりとはしていませんが、慶雲年代(704〜707)「若松の松林(飛砂防備林)」、承平4年(934)「宇多の松原(潮害防備林)」、天暦年代(947〜956)「阿波国の黒松林(魚付林)」など、古くから海岸林が造成されていた記録が残っているそうです。特に1600年ごろからは記録がさらに増え、飛砂、潮害、風害対策のために全国各地で海岸林が造成されたことがわかります。

いかにも日本らしい風景と見える海辺の松原の多くは、実は天然林ではなくて、先人の工夫と努力の成果の人工林だということに改めて驚かされます。311の大津波では海岸林の多くが倒れて流されたり、立ち枯れたりするなど大きな被害が出ました。そしていま、災害に強く人々の憩いの場にもなるような新たな海岸防砂林づくりへの取り組みが始まっています。少し先の未来では「白砂青松」に代わる、新しい美しい海岸林の風景が生まれるかもしれませんね。

参考文献
マツ再生プロジェクト > マツ百科事典 (下記ページよりダウンロードできます)
『日本の松原物語−海岸林の過去・現在・未来を考える』(財)日本緑化センター [非売品]

参考リンク
林野庁「白砂青松100選」

[写真]
県立高砂海浜公園 : Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by Jnn.
慶野松原 : Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by Pinqui.
浜坂県民サンビーチ : Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by 663highland.
須磨海浜公園・須磨浦公園 : Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by JanneM.