木食って何?
草食とも肉食とも違う「木食(もくじき)」という言葉。その意味とは?
- 古語で、木の根や皮を食べる動物のこと
- 穀類を断ち木の実だけを食べて修行すること
- 木を燃料にして食をまかなう暮らし方のこと
2穀類を断ち木の実だけを食べて修行すること
木食(もくじき)とは、穀類を断ち(穀断ち)、火食・肉食を避け、木の実や若芽だけを食べて修行すること、または、その僧のことをいいます。「木食戒」を受けた僧は木食上人とも呼ばれます。
穀類を断つ穀断ちは、五穀(米・麦・粟・豆・キビまたはヒエ)もしくは十穀(五穀にソバやゴマ他を加えたもの、諸説あり一定しない)を食べないことです。
現在は健康食として人気の雑穀も当時は貴重な栄養源。
穀断ちはそれさえも口にしない、大変厳しい修行でした。
木食は、穀物を人間の穢れにまみれた俗世のものと考え、それを食さないことで身を清める行で、山にこもり、基本的に一日一食で木の実や芽、皮以外のものは口にしません。
また、「即身仏」になるための修行・入定において体脂肪を落とすためにその最初の段階で行われる修行方法でもあるそうです。木食行は1000日から3000日、人によっては5000日行う場合もあり、仏海上人は35歳から41年(=15000日)続けたという言い伝えもあります。
参考リンク
wikipedia「木食」
wikipedia「穀断ち」
見延町地域資料「木喰上人入門」
即身仏になる方法
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