森のクイズ
Q
Q森のクイズ No.94

青い染料になる植物はどれ?

ことわざ「青は藍より出でて藍よりも青し」で有名なアイ以外に、青く染めることで知られる植物はどれでしょう?

  • 実が青いリュウノヒゲ
  • 花が青いツユクサ
  • 実が青いクサギ
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正解

3実が青いクサギ

クサギは、シソ科の落葉小高木。かつてはクマツヅラ科に分類されていたが、現在はシソ科に移りました。果実が草木染めに用いられ、媒染剤なしで絹糸を鮮やかな空色に染めることができます。「臭木」の名前は葉を揉むと強い臭気があることからついたものですが、花は甘くいい香りがします。

クサギ(臭木)

Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by Jean-Pol GRANDMONT

リュウノヒゲの実は鮮やかな青ですが、染める成分を含んでいないそうです。牧野富太郎の『植物記』には「リュウノヒゲの実は誰れもが普く知っている様に美麗な藍色に熟してはいるが、幾らこれを衣布に摺り付け(すなわち書き付け)たとて一向に衣布は染まらないからである。すなわちこの実の藍色なのは単にその実の表皮だけであって、その表皮は極めて菲薄な膜質で何の色汁も含んでいない。」とあります。

ツユクサの花の青はコンメリニンという青色色素で、水に溶ける性質があるため、布などを染めてもすぐに落ちてしまい、染料にはなりません。この性質を利用して、京友禅の模様の下描きに、ツユクサの花の青が使われます。本染めをした後に水で洗えば、下描きがきれいに消えるからです。

ちなみに、青い染料として有名な「アイ(藍)」には、ジーンズを染める青い色素「インディゴ」が含まれていますが、インディゴ以外の青い色素で染色に用いることができるものは少なく、クサギは珍しい存在とされます。

参考リンク
クサギ(臭木)(世話要らずの庭)
クサギ(Wikipedia)
草木染め(Wikipedia)
牧野富太郎『植物記』(青空文庫)
ツユクサの青は、染めものに使える?(図鑑.netブログ)
クサギ(臭木)(樹木検索図鑑)