自然素材の良さと、武骨さが愛嬌としてある木製品と日々触れ合う生活は心身ともに温もりある良質な生活であったはず、と想いを伝えるturn overの鈴木さん。
鳥取県智頭で間伐されたヒノキをを高温圧縮した材（※）を使用して制作活動をされています。高温高圧をすることで、ヒノキ材を約半分の厚みにまで圧縮するだけでなく、優れた抗菌性に加え、防カビ効果が生まれ、香りも凝縮されるとのこと。手にとってその香りを胸一杯に吸ってみたいですね。
（※圧縮木材製造は、岐阜大学バイオマス変換学研究室の棚橋教授が発明した「高温高圧水蒸気圧縮成型技術」を用いた、水と電気だけを使用する環境負荷が大変小さな技法です。）

食卓で、箸には箸置きがあって居心地良く収まっている一方、スプーンが坐る位置を探していたりしてませんか？「それなら！」とお箸と仲良く一緒に坐って貰おうとの想いから、誕生したのが“坐膳”だそうです。"洋"のテイストも備えた坐膳は、料理やカラトリーの種類がなんであれ、すっとなじむ優しい存在感。圧縮ヒノキが魅せる木理の美しさとやさしいひのきの香りが食卓に居心地良さを運んでくれますね。

本来ひのき材は、スギ材とともに大変柔らかい材質のため、坐膳のような中心部を空洞にしたフォルムの製作は難しいとのこと。圧縮によって木目がぎゅっと詰って、強度が高まっているために、可能となったフォルムだそうです。抗菌効果もあるので、食卓にはもってこいの素材です。

■材：鳥取県智頭産ひのき材/高温高圧圧縮材（圧縮率約４０％）
■仕上げ加工：植物性オイルフィニッシング、磨き・拭き上げ仕上げ。
※食用の大豆油と菜種油で作られた健康に安全な木材仕様のものを使用。
■サイズ：Large　W95×D25×H7mm（860円/税込）、Small　W65×D25×H7mm（760円/税込）
※ 天然木が素材のため、木目等も一つ一つ違っています。
※使用後は、やわらかいスポンジなどで洗い、よく拭いて自然乾燥させてください。
※油汚れには食器用洗剤をお使いください。
※浸け置き洗いや、長時間水に浸けることはお避けください。
※食器洗浄機、食器乾燥器のご使用はお避けください。
※表面にがさつきがでましたら、細めの紙やすり(400番以上）で表面を磨いて戴ければ表面の光沢感が向上します。

☆私の森.jpスタッフも事務所で日々使用中！（特にお昼）
「編集部で大好評の箸置きです。
　圧縮してあるので寄せ木のように堅くてしっかり、なによりも形状が美しいです。
　お箸とスプーンを使うことが多いので、彼らが仲良く並んで、うちの食卓にぴったりなんです。」
「和・洋のどちらにでも、すんなり合うデザインがうれしいです♪」