moku -杢-
もく
一輪挿し/ヒノキ/変型六角形のフォルム
花木の香りを愉しむ
自然素材の良さと、武骨さが愛嬌としてある木製品と日々触れ合う生活は心身ともに温もりある良質な生活であったはず、と想いを伝えるturn overの鈴木さん。
鳥取県智頭で間伐されたヒノキをを高温圧縮した材(※)を使用して制作活動をされています。高温高圧をすることで、ヒノキ材を約半分の厚みにまで圧縮するだけでなく、優れた抗菌性に加え、防カビ効果が生まれ、香りも凝縮されるとのこと。手にとってその香りを胸一杯に吸ってみたいですね。
(※圧縮木材製造は、岐阜大学バイオマス変換学研究室の棚橋教授が発明した「高温高圧水蒸気圧縮成型技術」を用いた、水と電気だけを使用する環境負荷が大変小さな技法です。)
こちらの一輪挿しmokuは、じっと佇んでるだけではありません。湿気を吸ったりはいたりしながら、ほのかにひのきの香りを放散しています。花のやわらかでやさしい香りとひのきの香りに包まれた癒しの空間を演出できそうですね。変型六角形のフォルムは、その日の気分や花との相性で置き方を変えながら、暮らしのアクセントに。
シンプルな花の美を、圧縮木目と香りで魅せる一輪挿し。時の経過でゆっくりと飴色に変わっていく木目の色の変化も味わえる一品です。
■材:鳥取県智頭産ひのき材/高温高圧圧縮材(圧縮率約40%)
■仕上げ加工:植物性オイルフィニッシング、磨き・拭き上げ仕上げ。
※食用の大豆油と菜種油で作られた健康に安全なオイルを使用。
■サイズ:約W45×H80mm (付属:ガラス製試験管1本 径15mm×85mm)
■ボトムにはウグイスの焼印
※ 天然木が素材のため、木目等も一つ一つ違っています。ヒノキの香りが弱く感じるようになったら、細めの紙やすり(400番以上)で表面を磨くと、香りが蘇ってきます。