滋賀県の最北部に位置する山門水源の森は、日本海側の寒気と太平洋側の湿潤な気流がぶつかることで、寒地性と暖地性の多様な植物群落を形成する森です。また森の中央には4万年前に形成された山門湿原があり春にはミツガシワ、夏にはサギソウなど多彩な植物が生息しています。
かつては炭焼き山として地元住民に利用されていたこの森は、燃料革命にともなって放置され、ゴルフ場が計画がたてられたほか、重機が入ったため湿原の一部が消滅するという事態にもなりました。最近になり会員の手によって湿原は復元され、現在では周りの森の整備も進み、人が手を入れることによって、森の生物多様性が保たれることがわかってきました。
山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会では毎月第1・第3土曜日に保全作業をおこなっています。ぜひ一度ご参加ください。

山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会では毎月第1・第3土曜日に保全作業をおこなっています（9時30分 森の楽舎集合）。ぜひ一度ご参加ください。
作業内容はササユリの播種、ヒノキ林の枝打ち、湿原に流入する砂上げ、湿原を獣害から守るネット設置など多種多様です。その都度異なりますので興味のある方はお問い合わせください。