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森の雑学:実はブサイク!? 山の神さん

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実はブサイク!? 山の神さん

古くから日本各地の森や山には神様がいると信じられ、崇められて来ました。奈良県三輪山のように山そのものが信仰の対象となることもあれば、アイヌの人々のように「熊」を山の神として崇める信仰もあります。また、多くの山ではそれぞれに神様を祀り、加護を祈願する儀式などが行われています。

 

吉野杉で有名な吉野川源流の森では、先祖代々、山に入るときは必ず山の神様に安寧を祈願します。そこに祀られているのは、イワナガ姫。絶世の美女として知られているコノハナサクヤ姫の姉にあたります。二人の父である山を統括する神、オオヤマズミは、コノハナサクヤ姫をニニギノミコトに嫁がせる時、姉のイワナガ姫を共に嫁がせようとしました。(神様は一夫多妻制なのですね。)「木の花のごとく榮、石の如く変わらぬ命が続くように」という願いを込めて……。ところが、ニニギノミコトは、イワナガ姫を一目見るなり帰してしまったのです。なぜでしょう? 実は、イワナガ姫は山の岩石の化身で、美人の妹とは違ってたいそう醜い顔だったからだといいます。

イワナガ姫を祀る吉野川源流の森。昔から、山へ入る前には必ずここで安寧を祈願するしきたりがあり、今も受け継がれている。

 

それはあんまりだ!と思った吉野の人々が、イワナガ姫を山の神様として祀り、大切に守ってきました。コノハナサクヤ姫が富士山に祀られ脚光を浴びる一方で、ひそかにイワナガ姫を祀る神社も各地にあるようです。吉野では、毎年1月、6月、11月の7日は「山の神さん」のお祭りがあり、この日は山仕事には行かず、枝一本でも伐ってはいけないとされています。「山の神様が嫉妬するから」と、女性は参加できない習わしがありました。「オコゼ」という押しつぶれたような顔の魚をお供えするのも、イワナガ姫が妬かないようにという理由からです。

 

深い森に分け入り、そこで危険な仕事をする人々は、こうした言い伝えやしきたりを堅く守り、山の神さんのご加護を信じて自然とともに生きてきたのですね。 みなさんの森、山には、どんな神様が祀られていますか?

(森と水の源流館 館長 辻谷達雄氏談をもとに構成)

 

もっと知りたい

森と水の源流館

吉野林業発祥の地・川上村の源流について学べます。展示の他、ここからしか行けない「水源地の森ツアー」など様々なイベントも開催。

 

TEL:0746-52-088 Fax:0746-52-0388
〒639-3553 奈良県吉野郡川上村宮の平
WEBサイトはこちら

 

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