2011.03.01

森の達人たち@みちのく

カテゴリー、森の生き物達で、いいのか?というのもありますが、ここ、福島県会津地方には、知られざる森の達人がいっぱいいます。

その1 写真家・五十嵐健一氏

喜多方ラーメンで有名な喜多方市の近くで育った五十嵐氏は、子供の頃からお父さんの後をついてキノコ採りに行っていたといいます。それから、裏磐梯をはじめとして会津地方の森や山にある高山植物や誰も見たことのないような素晴らしい風景を残そうとカメラを手にとるようになりました。マナーが良くないカメラマンの方々も多いと聞く中、五十嵐先生は、本当に小さい頃から自然と一体となって過ごしてきた人なので、自分のことのように自然を大事にしているのがよくわかります。
殆ど毎日といっていいほど、誰も見たことが無い素晴らしい風景を探し求めて、山や森を歩いています。五十嵐先生を良く知る人は、「森のクマさんだ」といいます。確かにそうかも...。
冒頭の写真は、会津にある風景のひとつ「氷筍」です。私のカメラの性能と腕ではこれぐらいにしか撮れないのですが、五十嵐先生が撮った氷筍は、なんじゃこりゃ!というぐらい、いろいろなイマジネーションを掻き立ててくれます。
以前に、このブログで紹介した滝に連れて行ってもらったことを書きましたが、今回は五十嵐ツアーは2回目の参加ですが、いずれも、鍛えていない私にとっては、ええ~こんなところいくんですか?という感じのハードな場所。でも、森や山の歩き方を良く知っている五十嵐先生は、歩き方や楽しみ方、自然との接し方をいろいろアドバイスしてくれます。そして、こんな所いけるか?と思った行程も、がんばって目的地まで行くことができるのです。そこで感動と達成感を味わえるので、また、いきたくなってしまう魅力があります。

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その2 火起師・大西琢也氏

薪ストーブを入れてから、「火」とは大分仲良しになった。しかし、100円ライターでつけているわけです。もし、万が一、これがなくなったら...。そうだ、火起こしできるようになろう!ということで、かねてから友人に聞いていた南会津の野人さんにコンタクトすることに。地元テレビ局の取材企画も兼ねて、伺うこととなりました。
大西さんは、神奈川から3年前に奥会津に移住されました。どうしてここに?というのを伺ったら、地元のおじいちゃん、おばあちゃんたちが古くからの暮らしの知恵や技術を今でも使いながら生活しているところに惹かれたそう。そして、奥会津の山や森に惚れこんだそう。自分が住んでる場所じゃないですが、なんとなく、福島県出身のものとしては、そういわれると嬉しいですね。
大西さんは昔の人がやっていることにとても興味があり、ただ、聞いたり見たりするだけではなく、自分でやってみたかったそうです。丸木舟をつくってみたり、いろんなことをやった中で、火起こしというのはまた格別なものだったということ。私も、「火起こし」ほど、人間の根源的な火というものを考える上でも、実際に火を起こすときに身体や心のあり方なども、色々な角度から考えて、なんか特別なもののような気がするのです。大西さんは、キリマンジャロやヨーロッパの最高峰の山などにも登っていて、富士山など標高の高いところでも火起こしが出来るすごい人!国際火起こしコンクールでも優勝しているのですね。
地元のばあちゃんは「この人は、どこでも生きていける」と言っていました。
私の火起こし特訓も、大西さんの励ましと教え方のよさで、1日で何とかつけることが出来るようになり、本当に良い体験というか、一生の宝をもらったようでした。詳しくはブログご覧ください!

五十嵐先生も、大西さんも、共通しているところは、自然と共に生きる野人?であることと、人の能力を引き出すことがうまいということ。山登りも火起こしも、だいじょうぶか?と不安を持っている私が出来るように導いてくれるような感じです。

子供達は、こういう人々から何かを学んだほうがいいと思います。
こちら方面に出かけられる方は、是非、大西さんのワークショップや五十嵐先生の写真塾など参加してみては?あ、裏磐梯にも来てくださいね。

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関連サイト
五十嵐健一ネイチャーワールド
野人魂(大西さんブログ)
森の遊学舎(大西さんが代表のNPO法人)


関連ブログ記事

氷筍

火起こしに挑戦 その1
火起こしに挑戦 その2

 

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