2014.01.01
自然界の祝福
明けましておめでとうございます。なんと1年ぶりの更新となってしまいました。今年はもう少し記事を書けそうなので、よろしくお願いいたします。
昨年書かせていただいた記事を見ると、正月を迎えた気がしないと書いています。確かに3.11から2回目の正月、まだ、おめでとうと言う気にはなっていなかったことを思い出します。なので、今年はやっと「明けましておめでとう」と普通に言える気分になっているんだな、と改めて自分でも確認できました。
去年一年を振り返ると、だいぶ長くなってしまいますので、それは改めて書いてみようと思います。今日は、この新しい2014年の元旦に感じたことや気づいたことを書きたいと思います。
昨日の大晦日に、磐梯山が見える部屋の出窓に、山の神をまつるスペースを作りました。そこに毎朝ご挨拶に行くことを決めて、今日で2日目です。朝、出窓をあけると、冷たい空気が入ってきます。今の時期、どんよりとした天気が続く会津地方に位置する裏磐梯ですが、今日は、時折青空も覗き、光を感じる朝でした。窓の外、眼下に広がる雪景色に、ウサギの足跡があり、周囲の森からは、小鳥の鳴き声が聞こえていました。磐梯山には雲がうっすらかかりながらも、雪化粧した姿を見ることが出来ました。この風景から「自然界はすべてを祝福している」という感覚が感じられました。世界で何が起ころうと、自然界は地球上に生きる命を祝福し続けているのだと思いました。
そんな風景を見ながら、自分の中にあり、祝福とは対極にあるような「恐れ」の感覚に意識が向きました。自分が恐れているものはいったい何なのだろう? 少し自分に問いかけてみると答えはこうでした。自分に苦しみが降りかかることが、自分の中にある恐れである、と。苦しみをもたらすものとしては、さまざまな悲しい出来事、自分自身が病にかかることや、最大の恐れは「死」だと思います。
それに対して、自然界からの声なのか、自分の内側から起きてきた声なのか、聞こえてきたものは、「困難な状況を乗り越える自分の力を信じよ。そしてすべての苦難や禍を恩寵に変容させよ」。
これが、元旦に、どこからともなく受け取った言葉です。自然界からの祝福のメッセージと思い、受け取りたいと思います。3.11の震災以降の体験の中で自分が考え感じてきたこと、そして、学んできたことを、短い言葉で言い表された、そんな気持ちにもなりました。
3.11の出来事は、禍としか言いようのないことでした。そこから受け取った恩寵、3年が経とうとしている今だからこそ、考えてみれば、いくつもあるような気がします。それも少しづつ、ここでも書いていけたらと思います。
今年も長い目で見ていただき、よろしくお願いいたします!
*写真の建物は、2012年から始めたセルフリフォームプロジェクトの「こびっとハウス」です。プロジェクトの進捗は、また、投稿したいと思いますが、これまでの様子などはEarth Spiralのウェブサイトをご覧ください。
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