住所 |
愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1
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御祭神 |
御祭神は、熱田大神です。 ※熱田大神とは、御神体である「天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)」によせられる天照大御神(あまてらすおおみかみ)のこととされます。 |
由緒 |
「天叢雲剣」は、日本の神話にて「須佐之男命(すさのおのみこと)」が倒した「八岐大蛇」の尾から出てきたとされる剣です。 その後、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の「天孫降臨」の際に、「三種の神器」の一つとして地上に降りてきました。 また、第12代・景行天皇の御代(紀元71年~130年)には、「日本武尊」が東国遠征の際に帯同。途中、敵が放った炎を草を薙ぎ払って窮地を脱したとの逸話から、「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」の名でも呼ばれています。 日本武尊が亡くなった後、妃である「宮簀媛命(みやずひめのみこと)」が神剣を熱田に奉祀。現在に至ると伝えられています。 |
公式リンク | http://www.atsutajingu.or.jp/jingu/ |
アクセス | 名鉄「神宮前駅」徒歩3分、JR「熱田駅」徒歩5分 |
名鉄「神宮前駅」の目の前に広がる熱田の杜。その広さは約58,000坪(190,000㎡)と驚くほど広大です。
はじめて訪れる方は、都会の真ん中にこんなに大きな森があるのか!ときっと驚かれることと思います。まさに「都市部における鎮守の森」。人々や様々な生き物の拠り所になっている森だと思います。
森は大きいだけではなく、たいへん豊かです。
森には、楠、ケヤキ、樫など多様な木々を見ることができ、それらがエネルギッシュに枝を伸ばしています。
「緑の回廊」といえるような美しい参道。歩いているだけで、木々から力を分けてもらえる気がします。
神社の境内入り口(一の鳥居)
木の枝が張り出し、緑のトンネルのような東参道
参道の真ん中くらいには、樹齢1000年のご神木・大楠があります。びっくりするほど太い幹、苔むした株、稲妻のように広がる樹枝。圧巻です!ぜひご覧ください。
樹齢1000年以上とされる、ご神木の大楠
繊毛のような草に包まれた木々。まるで生き物のよう。
熱田神宮には全国から参拝者が訪れます。特に本宮周辺にはたいへん多くの方で賑わいます。もしも静かな参拝を望まれるなら、参拝時間は早朝がお勧めです。
本宮は、「三種の神器」奉斎の社であることから、伊勢神宮とほぼ同様の様式・社殿配置となっています。日本の神話や有名な「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」に想いを馳せてみられるのも良いかもしれません。
熱田神宮の杜には多くの社があり、様々な神さまをお祀りしています。
個人的にお勧めなのは、本宮の右奥にある「清水社」です。(神楽殿の右から至ります)
済んだ空気が漂う参道ははとても気持ちよく、水の神様をお祀りしている清水社は、どこかスピリチュアルな気配すら感じる素敵なところです。木々と水が作り出す清々しい気を、心ゆくまでご堪能いただければと思います。
清水社への参道周辺には他にも、かつて草薙神剣が奉安されたとされる土用殿、ご神木の大楠、龍神社など、多くの見どころがあります。大楠の周囲にも神秘的な空気が漂っていて、目に見えないけどきっと木霊がいるんだろうな、そんなことを感じさせてくれます。
広く大きな熱田の杜。参拝される際には、ゆっくりと時間をかけてお参りくださいませ。
清水社
熱田神宮のWebサイトより
熱田神宮 | 熱田の杜の歩き方
大木さんが運営しているぶらり寺社めぐりより
熱田神宮(愛知):ぶらり寺社めぐり