平成元年、魚津市の片貝川上流(南又谷)において、120本余りにおよぶタテヤマスギの巨木群が電力会社の植生調査で世に知られるところとなりました。
これらは「洞杉(どうすぎ)」と呼ばれ、樹齢は五百年から千年、日本有数の急流河川の急傾斜地において、風雪に耐え巨岩を根元に抱え込む風貌が特徴となっています。また、この巨岩が抜け落ち、根元に大きな空洞ができているものも見受けられます。平成12年の環境省の巨樹・巨木調査の杉単体部門において、新潟の将軍杉(幹周り19.31m)、屋久島の縄文杉(16.10m)に次いで、全国第3位(15.60m)の巨樹が洞杉群に確認されていましたが、平成16年の魚津市等の調査で、四本の株立ち幹周り合計が30.18mの洞杉が新たに確認され、全樹種の株立ち部門で日本一クラス(未確定)であることがわかりました。
日本一の真偽はともかく、洞杉は縄文杉と並んで、最高の圧倒感と存在感を持ち合わせており、全国の自然愛好家の憧れの的となり、富山の自慢ともなっています。
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◆とやまの杉林探索◆ 片貝川・洞杉の森歩き
●開催日時:2008年10月19日(日)午前9:00~お昼頃まで 小雨決行
●集合場所: 魚津市 片貝三ヶ集会場駐車場 午前9:00集合
片貝三ヶ(かたかいさんが)集会場から各自の車
(又は乗り合わせ)で、洞杉の駐車場へ。散策しな
がら洞杉を見て歩きます。
時間の余裕があれば車で東城へ移動、東城の間伐展
示林・択伐林を見学します(天候・時間等で変更あり)。
お昼頃解散。
●持ちもの : 雨具・熊よけ鈴・飲み物・おやつ
●服 装 : 長袖・長ズボン・長靴もしくはトレッキングシューズなど
●参加費 : 無料(会員先着30名)
●案内役 : 新川森林組合 大江常務さん
●申込先 : とやまの木で家をつくる会事務局へ10月10日(金)
までにメールかFax.でお申し込みください。
*お問い合わせは下記事務局まで
●主 催 :NPO法人 とやまの木で家をつくる会
電話:076-411-6063 Fax. :076-433-0486
e-mail:mail@toyamanoki.net
URL:www.toyamanoki.net/