ニュース&トピックス

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『オオカミの護符』『諏訪式。』の著者であり、映画制作も手掛ける小倉美恵子さん(ささらプロダクション)より、4/15(土)に武蔵御嶽神社の御岳ビジターセンターで開催される『オオカミの護符』上映会、および、対話~シネマセッション(小倉美惠子さん×写真家 鶴巻育子さん×御嶽神社宮司 須崎裕さんとの鼎談)のご案内が届きました。

こちらは、12年に一度の「大口真神式年祭」を迎える武蔵御嶽神社の執り行われる催事のひとつとして御岳ビジターセンターにて開催されます。

なお、4月15日(土)から約一か月間にわたり、武蔵御嶽神社でニホンオオカミを祀る「大口真神式年祭」では、普段は公開されることのない「大口真神(ニホンオオカミ)のご神体」が本殿に遷され、公開参拝ができるそうです。

また、同時に青梅市の映画館「シネマ ネコ」と御嶽神社の共催により、『オオカミの護符』ならびに新作映画『ものがたりをめぐる物語』が連携上映されます。


― 今、なぜ私たちは「お山」に向かうのか。
大口真神式年祭催事 おやまのおいぬさま

関東の深き山々に隠れ棲んだといわれるニホンオオカミは、日本列島の近代化と入れ替わるように姿を消しました。
しかし、首都圏の畑や農家の戸口などに「大口真神(おいぬさま)」のお札が見られます。これは武蔵の山々に生きる人々と平地の百姓や町人が「講」を通して交わりを築いてきた証でもあります。
「山びとと里びとの交わり」はオオカミの後を追うように消えつつある一方、都市に生まれ育った世代も「お山」に魅かれ心を向けるようになっています。「― 今、なぜ私たちは「お山」に向かうのか。」この問いは、アスファルトの上と下を繋ぎ直し、新たな道を見出す手がかりとなるのではないでしょうか。
それぞれの思いを持ち寄って御岳の「お山」の懐に抱かれ、自由に語らいたいと思います。

 

■2023/4/15(土)
『オオカミの護符』上映会+小倉美惠子さん講演会

会場:御岳ビジターセンター

午前の部

10:00~12:00 無料、自由席(予約不要)
映画『オオカミの護符』 ダイジェストカット映写

午後の部

14:00~16:00 無料、自由席(予約不要)
映画『オオカミの護符』完全版上映 <114分>
文化庁映画賞文化記録映画優秀賞、地球環境映像祭アース・ビジョン賞受賞
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映画『オオカミの護符』 監督:由井 英
ベッドタウンとなった川崎市北部。農家の土蔵に貼られた「おいぬさま」のお札の由来を辿る。地元のお百姓と御岳山に住まう御師との間に270年も続く「御嶽講」の姿を追ううちに、奥多摩、秩父、甲州にまたがる関東山地でニホンオオカミを祀る人々と出会い、その暮らしを丹念に追う。それは、関東を潤す大水源地帯と重なっていた。
2018年 ㈱ささらプロダクション制作。

夜の部

無料 *要予約 (定員80名)
19:00~21:00 

1.「幻燈がたり~おいぬさまが教えてくれたこと」
  小倉 美惠子 『オオカミの護符』著者
2.対話~シネマセッション
  「いま、なぜ私たちは「お山」に向かうのか。」
    須崎 裕 <武蔵御嶽神社宮司>
    鶴巻育子 <写真家 / 写真集『みたけのおいぬ様』>
    小倉美惠子 <『オオカミの護符』著者>

◇お申込み・お問い合わせ◇
武蔵御嶽神社 (むさしみたけじんじゃ)
TEL:0428-78-8500
*注:ケーブルカーの運行終了後の催事につき、各自でお山の宿坊のご予約をお願いします。

■関連リンク
令和5年「大口真神式年祭」について(武蔵御嶽神社)
http://musashimitakejinja.jp/news/r5_ookuchimagami-year/