葉っぱのスナップで樹種が分かる!

早く日本の樹木（植生）にも対応して欲しい！　iPhoneアプリ「Leafsnap」は、葉っぱを撮影してデータを送ると画像認識ソフトで照合して樹種を教えてくれるすぐれもの。コロンビア大学とメリーランド大学とスミソニアン協会の研究者によって開発された、森好きさん要チェックのアプリです。あらかじめ、たくさんの樹種の葉、花、果実、葉柄、種子、樹皮の写真がおさめられており、樹木ごとの解説もついているので、ちょっとしたポケット樹種図鑑と言ってもいいでしょう。ただ残念ながら現在はニューヨークやワシントンD.C.近辺の樹種に限定されています。また英語版なので、和名の知識が使えないのが残念。

アプリの操作はいたって簡単。ノートなど白い背景の上に葉をおいて撮影するだけ。自動的にデータが送られ照合する間、待つことせいぜい10秒か20秒程度。うまく撮れていれば、アプリにおさめられた樹種の中から可能性のあるものがピックアップされます。将来的には合衆国全域の樹種をカバーする予定とのことですが、日本の樹木に対応するには日本の植物研究者が協働して参加する必要がありそうです。デザインも美しく、使い勝手もすぐれたアプリなので、ぜひ世界の研究者が力を合わせて、全世界版のアプリに育てて欲しい！と切に願います。

（参考）Introducing Leafsnap
http://www.youtube.com/watch?v=KCpR4JTEy4c

（編集部：たかしな）