森の写真家・今森光彦さんのラブリーな"ダンゴムシ写真観察絵本"!
私の森.jpとMOON ANIMALのコラボでダンゴムシのぬいぐるみを創ってからと言うもの、色々な人が子供時代のダンゴムシ武勇伝を話してくれるようになりました。
「筆箱に入れて学校に通っていた」
「引き出しに大事にしまっていた」(←これは私)
「ポケットにしこたま入れて帰って、洗濯する母を仰天させた」
「ダンゴムシレースが流行っていた」
「鼻に入れて取れなくなった」
「口に入れたことがある」
「ペットとして水槽に飼っていた」 などなど。
本書にも、今森さんの当時2才になる息子さんが口に入れてしまったダンゴムシを唾液と一緒にでれーっと出す、というショーゲキのシーン(笑)が1ページ目にあるのですが、作者の今森さんは、
「ぼくはちょっと心配したものの、とてもうれしくなりました」
と、本書を綴り始めます。
図鑑のように精細でみごとな写真の数々には、誰でも思わず見入ってしまと思いますが、このなんとも豊かで温かい語り口で解き明かされる、数々のダンゴムシの秘密も読みどころの一つ。
誰でも一度は手にとって転がしてみたことがあるに違いない、ダンゴムシ。
でもここにはダンゴムシの脱皮、ダンゴムシの赤ちゃんなど、見たことのないシーンが盛りだくさんで、大人も充分に楽しめる内容になっています。
※清潔感のある美しい写真ばかりなので、大人になってダンゴムシが苦手になってしまった人も、大丈夫です、たぶん。
ダンゴムシに興味を持ち始めたお子さんへのプレゼントにいかがでしょう?
(編集部:あかいけ)