[DVD] 東北の森から明日を考える 〜木質バイオマスで拡がるエネルギー自立の試み〜
プロデューサー:尾立 愛子 ディレクター:伊賀 俊徳 /
制作:特定非営利活動法人環境テレビトラストジャパン/
2012年/本編35分・ダイジェスト版7分
(販売終了)
森林資源の循環によるコミュニティ再生。
東北での取り組みを30分に凝縮したドキュメンタリー
3.11震災後間もなく、ラジオで「低体温症で亡くなっている人がいる」と耳にして「ペレットストーブを届けよう!」と思い立ったNPO法人日本の森バイオマスネットワークの大場隆博さん。燃料はある、本体が欲しい。その呼びかけに即応してストーブを徹夜で組み立てて届けた、さいかい産業の古川正司さん。その後、全国の製造会社からも続々と寄贈され、木質ペレットストーブが避難所などで暮らす人々を心身共に暖めた…。
震災をきっかけに、地元の森林資源を燃料としてバイオマスエネルギーを自ら創出し、雇用を生み出し、そこからコミュニティを再生して行こうと力を尽くす人々の姿を、まっすぐに端的に伝えてくれるドキュメンタリーです。 くりこま高原自然学校や「手のひらに太陽の家プロジェクト」、吉里吉里国の取り組みなども紹介されています。
中心人物たちの肉声は、どんな記事を読むよりも説得力があり、自らコミュニティを再生させ次世代へつなげて行こうとする力強さと希望が感じられます。これだけの内容を34分に凝縮した作り手の腕にも拍手。個人はもちろん学校や地域で、ぜひ多くの方に観ていただきたい作品です。
(編集部:おおわだ)