こんにちは、私の森.jp 編集部です。
今年もみなさんの協力を得て、
森を祝う「みんなの夏至祭」を開催することができました。
動画にまとめましたのでご覧ください。
※途中から音が出ます。
森を祝う「みんなの夏至祭」は、
ーー
森の植物を取り寄せて、
室内を森のように飾る。
「夏至寿し」をいただいて、
ロウソクやソーラー・ランタンを灯す。
そしてみんなで、太陽と森を祝う!
ーー
というお祭りです。
街に住まう私たちの森への想いを形にして
みんなで緑の時間を楽しみます。
今年も都心に忽然と姿を現した室内の森で
夏至寿し(朴葉寿し)と美味しいお料理をいただきました。
本棚には「緑」をテーマに選ばれた本が並び、
遠くの森から届く森のライブ音に耳を傾け、
クリスタルボウルの演奏と、
そして、森の本の朗読を楽しみました。
一夜限りの花材となった、
主役の植物たちは、下呂の森と馬頭の森から!
昨年始めた、森を祝う「みんなの夏至祭」、
装飾を担当してもらっている、
花人・藤木卓さんの地元・富山では
今年、学生さんたちが主体となって、
植物の採取から宴までの企画を実現したそう。
参加者から来年は自分でも開催したい!という
嬉しい声も聞かれました。
もし、
これがクリスマスのようにひろがってくれたら、
この時期、街の熱いまなざしが
中山間地域の里山に向かいます。
エネルギーや木材など資源供給地としてだけでなく、
森と森に関わる人びとへの
感謝を伝える機会になってくれたなら!
そんな願いを込めて、2018年も開催します!
効率良く生産されている園芸植物ではなく、自然の森の緑を室内に飾ることで、
本当に豊かな空間と時間をつくることができます。
2018年は、みなさまもぜひご一緒に。
森を祝う「みんなの夏至祭」2017@合羽坂テラス
2017年6月17日(土)
第一部 準備を楽しむ 14:00〜
第二部 夏至祭パーティ 18:00〜
会場:合羽坂テラス(東京都新宿区)
主催:私の森.jp
協力:(株)ゴバイミドリ
イベントでご協力頂いたみなさま
【ご紹介其の一:藤木卓さん】
会場の装飾演出をしてくださったのは、花人 藤木卓さん。初めてお会いした時は「花屋です」とおっしゃっていたけれど、時に舞台演出をされたり、俳優をされたり。実に多才なのだけど、「多才」というよりも「ひとつの方向」に真摯に向かっていたら自然にそうなった、というような雰囲気の素敵なひとです。
【ご紹介其の二:須山実さん】
木にまつわることをテーマに「木林文庫」を主宰されている須山さんには朗読のためと、展示のための選書をお願いしました。知的で丁寧で、政治や社会のこととの関わりの持ち方に凛とした姿勢があり、尊敬する編集者の先輩です。
あの人の"森"語り:須山 実さん
http://www.e-ecrit.com/
【ご紹介その三:宮田生美さん】
今回素敵な会場「合羽坂テラス」を手配してくださった5×緑(ゴバイミドリ)の宮田生美さん。土の少ない都市部の緑が日本の風土に馴染んだ自然で美しい景観に近づくように、在来植物による緑化を手がけています。
当日はテラスの植物たちについてもお話いただきました。
http://www.5baimidori.com/
【ご紹介その四:NPO法人馬頭里山本舗】
ゴバイミドリさんが10年にわわたって林床管理の応援をしている栃木県馬頭の森。その森をフィールドに活動する馬頭里山本舗のみなさんが、夏至祭のために花材を届けてくださいました!
那珂川町林業振興会のメンバーでもある彼らは、森の管理をしながら街の緑のための在来種を育て、馬頭の森で開催する都市住民との交流活動を支えていらっしゃいます。
【ご紹介その伍:熊崎惣太さん】
昨年に続き、今年も森の植物を提供してくれたのは、杉玉の「高林」代表・熊崎惣太さん。私の森.jpでは恒例の杉盆(卓上杉玉)ワークショップでおなじみです。岐阜の下呂市にお持ちの森からいろいろな植物を届けてくれました。
そしてもう一つ、夏至祭に欠かせない「夏至ずし(朴葉寿司)」は熊崎さんのお母様のレシピなんです!
http://sugidama-takabayashi.com/
【ご紹介其の六:柳沼 広紀さん】
森のライブ音を届けてくださったのは「Forest Notes」の開発者、柳沼 広紀さん。森の音は、人の声とも音楽ともぶつからずに混ざり合う。そんな森の音を街の日常に届けるサービスに取り組んでいらっしゃいます。夏至祭に欠かせない森のライブ音。森の声を聴く木のスピーカーも素敵です。
http://www.forestnotes.jp/concept.html
【ご紹介其の七:ナカノカオルさん】
カオルさんはお料理が上手なだけでなく、スーパーDIY女子で地域活動家のようでもあり、ひと言では説明できない素敵女子です。SNSで発信したり友人を招いてごはん会を開いているうちにご縁がつながり、ちいさなごはんイベント出店やケータリングなどを経験するようになったそう。
【ご紹介其の八:小林 秀光さん】
昨年に続き、装飾&夏至ずし準備の合間で美味しい珈琲を淹れてくださったのは、小林秀光さん。湘南の海岸林の保全に取り組んでいらっしゃいます。珈琲は趣味とのことですが、小さな不定期カフェを主宰されていて、密かにファンを増やしています。本業は映像制作。
【ご紹介其の九:高階 經啓さん】
木林文庫(エクリ)の須山さんが選んだテキストを朗読してくれたのは、われらが私の森.jp編集部員でもある、高階 經啓さん。「ことば師」こと高階さんはコピーライターであり、劇作家であり(他にもいろいろであり)、そして、Sudden Fiction Projectという活動を主宰しています。
https://www.facebook.com/SuddenFictionProject/
【ご紹介その十:山本コヲジさん】
昨年も、素晴らしい演奏で空間を震わせてくださったクリスタルボウル奏者の山本コヲジさん。北海道に移住されていてるので、今年は諦めていたのですが、急遽前日に参加が確定し、当日もクリスタルボウルを背負って(重いのに!)サプライズ参加してくれました! ちょこっと音の出る物も、なんておっしゃっていたけれど、高階さんの朗読の間を実に雄弁に震わせてくれて、感謝でいっぱいです。
【ご紹介その十一:ソーラーランタン】
夏至といえば「キャンドルナイト」ですよね。森ゲシーズの私たちも電気の利用を控えめにしたいので、ソーラーランタンを持ち寄っています。昼間の準備をしながら蓄えた太陽のエネルギーで夜の灯りをプラス。
ここに紹介のない参加者のみなさまも、お料理や飾り付けなどたくさんお手伝いくださいました。初めて会う人たちが屈託なくお喋りしたり手伝い合ったりできるのも、あの美しい植物たちに助けられてのことかも知れないな、と思います。
ご参加くださったみなさま、本当に有難うございました。
企画・進行:呼びかけ人代表(私の森.jp編集長)赤池 円