ニュース&トピックス

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東京・下北沢にある、好奇心の森「ダーウィンルーム DARWINROOM」さんから、全5回シリーズの講座案内が届きました。講師は京都大学霊長類研究所教授・所長の湯本貴和さん、そして、キュレーターは編集者で、ご自身を「植物の奴隷」と称する関橋 知己さんです。

この連続講座は、『植物の惑星』シリーズの特別講座として位置づけられていて、多様な環境における植物と他の生態系の「共生」について考察を深める集中講座となっています。人類には、植物を動物よりも下等に考えてきた歴史がありますが、本来いのちの源ともいえる植物の叡智について学び、あらたな知の扉をひらいてみませんか?

オンライン講座ですので、ご自宅や外出先からでもご覧いただけます。ぜひご参加ください。もちろん、私の森.jpからも参加します(見逃せません!)


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「植物の惑星』特別企画シリーズの開催

湯本貴和ゼミ
植物が育む豊かな共生の世界
〜熱帯雨林から人新世まで〜

講師:湯本貴和さん|京都大学霊長類研究所教授・所長
キュレーター:関橋 知己さん|編集者/ライター

全5回シリーズ
第1回 6月19日(金)20時〜22時 動植物の共生系としての森林
第2回 7月10日(金)20時〜22時 共生とはなにか
第3回 8月21日(金)20時〜22時 草原という世界
第4回 9月18日(金)20時〜22時 里山、そのイメージと実像
第5回 10月16日(金)20時〜22時 人新世におけるヒトの『原罪』と可能性

参加料:各回¥2,900 税込|5回一括¥2,000割引:¥12,500税込(6/18まで)

▶オンライン参加サイトhttps://darwinroomyumotozemi01.peatix.com/

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 京都大学霊長類研究所教授・所長の湯本貴和さんが、『植物の惑星』シリーズの趣旨にご共鳴下さり、様々な環境における植物と他の生態系の「共生」について深く考察する集中講座をご提案くださいました! 植物生態学者として、植物がいかに動物を利用しているかに興味があるとおっしゃる湯本さん。
 熱帯雨林や屋久島などでの四十年近いフィールドワーク。地理学、考古学、民俗学などの異分野も統合しての日本列島の自然と歴史を調査する一大プロジェクト。そして現在はハイテクも駆使した観察で、三種の類人猿の住みかと食べ物から「ヒトはどこから来てどこへ行くのか」という問いに迫っていらっしゃるという、稀有な幅広さのご経験と知見をお持ちです。
 まさに『植物の惑星』を俯瞰しつつ、ドローンで縦横無尽に見聞するかのような講座になることでしょう。(文・関橋知己)
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湯本 貴和|ゆもと たかかず
1959年徳島県生まれ。植物生態学者、京都大学教授。1982年京都大学理学部卒業、1987年同大学院理学研究科博士課程修了、「極相植生における動物媒花植物の受粉様式に関する研究」で理学博士。1989年神戸大学教養部助手、1991年講師、1992年理学部講師、1994年京都大学生態学研究センター助教授、2003年総合地球環境学研究所教授、2012年京都大学霊長類研究所教授、2016年同所長。植物と動物の共生関係の研究から始めて、現在は人間と自然との相互関係の研究を行っている。所属学会は、日本生態学会会長、屋久島学ソサエティ会長、「野生生物と社会」学会元会長、日本熱帯生態学会、日本霊長類学会、日本植物学会、種生物学会、日本植生史学会、日本アフリカ学会など。
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初回を含めて当面オンラインで開催しますが、その後は新型コロナウイルス感染の状況をみながら、会場でもご参加できる「新たなかたち」を提案していきます。

【お申込み方法】

オンライン参加サイトから各回ごとか一括のチケットをご購入くださいますと、ダーウィンルームから当日ご入室いただくリンクURLをメールでお送りいたします。そこから開始30分前にお入りください。尚、双方向テレビ会議システムZoomを使用して行います。

▶オンライン参加サイト:https://darwinroomyumotozemi01.peatix.com/

【お問い合わせ】

主催:好奇心の森「ダーウィンルーム」
tel:03-6805-2638 mail:darwinroom@me.com
〒155-0032 世田谷区代沢5-31-8|下北沢駅から南へ徒歩5分

*好奇心の森「ダーウィンルーム DARWIN ROOM」は、教養の再生(LIBERAL ARTS LAB)を理念に、選りすぐりの古書と動物剥製などの標本や、研究生活に便利な道具の販売と、専門家を招いたリベラルアーツ・カフェを行うユニークなショップ&ラボです。