[オンライン]建築資料研究社/建築思潮研究所『住宅建築』編集部主催「シリーズ 学びあう森と人。第1回 人新世の建築学―ウイルス・微生物・里山と―」2021年10月3日(日)13時~15時
建築資料研究社/建築思潮研究所『住宅建築』編集部主催「シリーズ 学びあう森と人。第1回 人新世の建築学―ウイルス・微生物・里山と―」が、Youtube Live(住建チャンネル)によるライブ配信で開催されます。
オークヴィレッジ創始者の稲本正さんと『すべては森から』著者の落合俊也さんの共通のテーマである「森と人」の関わり、そして、いま注目を集める「人新世(ひとしんせい)」というキーワードから、おふたりの最近の活動・研究をふまえ、これからの建築、ものづくり、里山保全などについてお話いただく内容となっております。
 また、ファシリテーターは私の森.jp編集長の赤池円が務めます。
事前申し込みが必要ですが、会費は無料です。
 みなさまのご参加をお待ちしております。

シリーズ  学びあう森と人。
 第1回  人新世の建築学
            ―ウイルス・微生物・里山と―
 稲本正 ✕ 落合俊也
 ファシリテーター/赤池円
■オンライントーク 2021年10月3日(日)13時~15時
 ◇無料(事前申込みが必要です)
 ◇Youtube 『住宅建築チャンネル』によるライブ配信
 ◇詳細・申込み・登壇者プロフィール https://manabiaumoritohito001.peatix.com/
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「人新世」とは?
いま、人新世(ひとしんせい)というワードが話題になっています。
 これは地質時代における現代を含む区分を表すもので、
 2000年から提唱されるようになりました。
三葉虫の化石で知られる「古生代」、恐竜たちが繁栄した「中生代」、
 それに続く「新生代(古第三紀→新第三紀→第四紀)」。
 新生代の第四紀はさらに二つに分けられ、
 1万1700年前から現在までの温暖な時代を「完新世」と呼び
 この時代、人類は爆発的に数を増やしました。
地球の地層はこれまで5回、隕石の衝突や氷河期によって生物の絶滅を記憶してきました。
 そしていま、6回目の大量絶滅期を迎えようとしています。
 その原因は人類の繁栄による可能性が高いとされ、
 過去50年間で生物多様性が68%も減少しています(2020年9月WWFレポート)。
 温暖化、大気・土壌汚染、乱開発、ウイルスによるパンデミックなど、
 人類が及ぼす急激かつ重大な、生態系への影響を止めることができるかどうか、
 その活動が記憶される地層時代、それが「人新世」です。
「人新世」のタイムスケールで現文明を振り返ると、
 私たちの暮らし方が未来世代に何を残すのか、
 その創造力を求め、学ぶことの大切さに気づくでしょう。
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「人新世」の里山保全
オークヴィレッジの創始者として知られる稲本正さんは、
 人と森の本質的な関係について時間と空間、ジャンルを超えて探求され続けています。
 近著『脳と森から学ぶ日本の未来―共生進化を考える』は、
 covid-19によるパンデミックを切り口に、私たちの現在地点を改めて見つめ、
 森と人の新たな共生をもって、未来を切り開こうとする福音の書です。
 縄文時代を第一次木の文明、飛鳥~明治時代を第二次木の文明と位置づけ、
 いまこそ第三次木の文明を築く時ではないか、と呼びかける稲本さん。
 現在は八王子市で里山の保全を手掛けられています。
 岐阜高山から始めた森の旅を、今東京の里山につないで活動する意味や狙いなど、
 最新の活動も含めてお話しいただきます。
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建築の皮膚感覚と微生物
フォレスト・バウビオロギー を提唱し、究極の木造住宅を手掛けてきた落合俊也さん。
 『住宅建築』のシリーズ「森と人と建築と」をまとめた
 近著『すべては森から―住まいとウェルビーイングの新・基準』は、
 森への深い考察と美しい写真が話題になっています。
 表紙の帯に座る半裸の男性は、今夏急逝されたスリランカの著名なアーティスト、ラキ・セナナヤキ氏。
 ラキさんの住宅は熱帯雨林にあり、森林に対して大きく開放されています。
 森の生態系に開き、肌を晒すことにはどんな意味があるのでしょうか。
 フォレスト・バウビオロギーは、バウビオロギー(建築生物学)と森林医学を組み合わせた造語。
 第三の皮膚といわれる建築に求められる、内部環境を守るだけではない役割とは何か。
 建築と微生物環境における最新の研究について伺います。
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詳細・申込・登壇者プロフィールはこちらから
 https://manabiaumoritohito001.peatix.com/
開催日時:2021年10月3日(日)13:00~15:00
 会  場:オンライン Youtube Live(住建チャンネル)によるライブ配信(詳細は後日お知らせいたします。)
 定  員:500名
 参加費用:無料
 運営協力:建築資料研究社/建築思潮研究所『住宅建築』編集部
 お問合せ:info(アットマーク)jyuken.site
      ※(アットマーク)は、@に変更ください。
○『すべては森から―住まいとウェルビーイングの新・基準』をはじめ、
 落合氏の連載が掲載されている隔月刊『住宅建築』を含む、
 建築資料研究社発行の雑誌書籍を期間限定の特別価格にて販売致します。
 詳細はお申込み後に随時ご案内させていただきます。
皆さまのご参加をお待ちしております。





