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ハンターギャザラー

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ハンターギャザラー

著者:鴻池朋子
出版:羽鳥書店
価格:3,080円

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ハンターギャザラー
 

自然に呑み込まれる感覚をおぼえる、アート作品集

鴻池朋子さんの展覧会を訪れた時のこと。自然や動物をモチーフとする作品たちは圧倒される強さを放っていて、ひとりで夜の森を歩いているような気持ちになった。興味を惹きつけられながら、どこか心細い。作品と目を合わせると、到底勝ち目のない野生動物に出くわした時のように、その場から動けなくなる。暫く見つめているうちに、だんだんと自分の内側の「ざわざわ」がおさまって、最後はすっと静かになる。自然に呑まれるような感覚を味わった展覧会は、初めてでした。

本書は、自然を題材に創作活動を行う現代アーティスト・鴻池朋子さんが、2018年に秋田県立近代美術館で開催した「ハンターギャザラー展」の作品集。
題名の“ハンターギャザラー”は、狩猟採集民である私たち人間を指し、自然を人間界へ引きずり込むことで発展してきた人間が、今後この型をいかに変容させることが出来るか、というテーマに焦点が当てられています。

前半は、展示写真集。一つ一つの作品が放つエネルギーの強さに、ページをめくる手が何度も止まります。

そして、後半に続くエッセイには、こう綴られています。 「人間の領域を侵犯するものは駆除したい、けれども、こちらから自然という危険な異界に立ち入り、触れたい、匂いを嗅ぎたい、食べたい、一緒になりたいとも思う。(略)いかに私たちが人間として、且つ、人間以外の様々な視点を借りながら、けれども、やっぱり、人間である視点を開いていくことが必要と思うのです。」

鴻池さんの作品は、自然との“共存”や“調和”といった言葉ではもう儘ならない社会を生きる私たちに、立ち止まるためのきっかけを差し出してくれるようです。
気になったら、まずはこの一冊から、ぜひ手にとってみてください。

(編集部:うえだ)

<目次>
ロンドンのカレー屋で    村井まや子(対談)
木枠の中で 宗教を想う    江川純一
かたどる          三浦祐之(対談)

かかとに棲む狼       鴻池明子
 呪文/山に食べられる/竜巻/毛皮
 啼き声/トンビ/刺しては縫う物語
 宝と棺/海にのまれ/見る人よ何を見ている
 1といっぱい/大切なことは言葉にしない

地球にぶたれる       鴻池明子

ハンターギャザラー     鴻池明子
Hunter Gatherer      TOMOKO KONOIKE

展覧会記録
作品一覧 List of Works

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