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これで身につく山歩き 誰でもわかる地図の読み方

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これで身につく山歩き 誰でもわかる地図の読み方

著者:千秋社
出版社:ジェイティビィパブリッシング
(中古品で購入可)

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これで身につく山歩き 誰でもわかる地図の読み方
 

地図好き、山好き、方向オンチの人にお勧め!

私はこれまでに二度、山で道に迷ったことがあります。夕方暗くなって、下山の道を間違えたことと、最寄りのバス停から登山口へさえ辿りつけず、結局のんびりと里を散歩して終わってしまった(!)ことと。どちらも、丹沢周辺(神奈川県)の低い山なのですが、そんな身近な山ほど道の数が多く、迷いやすいのです。

この本には、小学生でも理解できるやさしい言葉で、地図の読み方や使い方などの基本が書かれています。時に語り口調で書かれているところなどは、まるで地図好きのおじさまに教えてもらっているようで、親しみやすいのもポイント。

気付けばディープな地図の世界に入っていて、その魅力にはまります。まず、山の地形をあらわす名前が面白い。ピークが山頂というのは分かりますが、コル、タルミ、ゴルジュ、のっこし、キレットなど、思わず声に出して唱えてみたくなります。

それから、大きい岩は地図記号も大きくなるとか、滝は記号の向きで上流下流が分かるなど、小さなヒントも満載。どんな景色なのか想像しながら地図を読んでいくのは、経験を重ねるほどに楽しくなりそうです。「この山はどこの山?」という百名山からの地形図クイズにも、すぐ答えられるようになるかも。

第5章の「山で迷わないために」では、ルートの目印となる林業のマークや、進入禁止を示す枝の集まり、道を間違えやすい地形のアドバイスがあり、ここも必見です。また、コースを下調べするための「机上登山」の楽しみ方、コンパスの使い方など、どれも試したくなるノウハウが分かりやすく書かれています。

私も、もう少し歩きやすい季節になったら、地形図を購入して(販売サイトも紹介されています)、あの登れなかった山をリベンジしに行こうと思います。

みなさんも、まずは「机上登山」でピーク&コル(アップダウン)を読んでから、実際に山へ出かけてみてはいかがでしょう? 使った地図はきっと、良い思い出にもなり楽しみが増えそうです♪

(編集部:すぎた)

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