「森の“聞き書き甲子園”は、毎年100人の高校生が、森に関わるさまざまな分野で活動する「森の名手・名人」100人を訪ね、その知恵や技を「聞き書き」し、記録する活動です。林野庁、文部科学省、社団法人国土緑化推進機構、NPO法人樹木・環境ネットワーク協会の4者が主催し、2002年度より毎年実施されています。
全国から参加する高校生たちは、研修プログラムを受けた後、全て自分で計画を立てて、名人に会いにいきます。初対面の名人と高校生が時間をかけて心を通わせ、世代を超えた信頼関係が生まれ、長時間のインタビューが行われます。数時間から多い人は20時間にも及ぶ録音をすべて書き起こし、聞き書きの作品をまとめあげます。高校生にとっても自分が変わる大きな体験ですが、名人にとっても「来てもらってよかった」と思えるかけがえのない体験となっているようです。
造林手、炭焼き、松茸採り、紙すきと、その職種こそさまざまですが、長年、森とともに生きてきた「森の名手・名人」の言葉からは、自然をみる確かな目とすぐれた技術、そして樹木や自然と対話しながら生きていく、深い精神性が感じ取れます。その全貌は「聞き書き電子図書館」のアーカイブをご覧いただくとして、ここではそのごく一部をご紹介しましょう。
2008年10月1日開館。過去に実施された全作品を収録する予定。 |
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Green TV JapanのJOURNAL PROGRAM(動画)で、参加した高校生やOB・OGの生の声を聞くことができます。 |
『森の名人ものがたり(ASAHI ECO BOOKS13)』 |