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あの人の森は?
あの人の“森”語り:善養寺 幸子さん

あの人の森は?

あの人の“森”語り

第一回ゲスト 善養寺 幸子さん プロフィールはこちら

夏休みは山村留学

親の実家が新潟で、物心ついてから夏休みは1カ月半そこで過ごすんだけど、そこが谷底の一軒家なの。お隣まで何キロかあって、朝日は10時半まで出ない。もう、森の中よ。家の前が田んぼで、裏側が雪下ろしの雪を溶かすための池で、それがみんな排水の浄化システムになっているわけ。

台所から出たご飯の食べかすをコイが食べて、タニシが食べて、その後、水草が処理して田んぼに流れて行く。そういう一連の流れの中にある。

用水路の最後のたまりに、オタマジャクシが真っ黒にいて、それをアミで捕ってバケツに入れて行って、池に投げると、体長70センチぐらいあるニジマスが飛んで食べる。そのニジマスをつかまえて食べる。それが、われわれの夏休みの楽しみで。あとは、クルミの木を切ってきてお人形をつくったりとかね。

山の中で生活すると、何も与えられないから、アレンジしないと子どもにはつまらないよね。木や葉っぱが何に見えるとか、何か考えないといけない。それは右脳の運動になったと思うんですよ。

 

いまも物事をつなげるときに、そういう「なきゃつくっちゃえ」みたいなゼロ発想がクセになっているの。

家の屋根は木の皮と石がこうあって・・・・・竹中直人監督『無能の人』のうちの大きいバージョンね。再生した古い骨組みを買ってきて建てた家で、夏休みの1カ月半は、そこにおじいちゃんとおばあちゃんと子どもたちだけっていう山村留学みたいな生活を幼稚園から中学校終わるまで続けてた。

私ね、タガメの雄と雌の違いとかが分かるわけ。これはゲンゴロウで、タガメの雌じゃないみたいな。自分は当たり前に知っているんだけど、東京の同級生とか同世代の人に言うとずれちゃうみたいなところがある(笑)。

 

日常だった森の生活

高度成長期で親も忙しいし、子どもがうちにいるとうるさいから、7月21日、学校が終わったら親が上野駅で見送って、8月31日、最後の日だけ迎えに来て帰るっていうような、12カ月のうちの1カ月半ぐらいは山暮らしだったわけよ。時には冬休みも雪がこんなに積もっちゃう頃に行っているというような。

東京でも足立区なので、昔は、大地主の屋敷が開放されていたんだよね。大きな木が生い茂っていて、水たまりがあって、ザリガニ釣りとセリ採りをして。決していわゆる東京の生活ではなかった。田舎の子だよね、生活の仕方が。うちの前に立って富士山が見えたっていうそういう生活。

だから、森の風景というのは、そういう日常の遊び場と、あと、その山村留学状態の所だったっていう感覚で。

私はたぶん、得していると思うんですよ。もし田舎の生活しか知らなかったら、すごい都会に対するあこがれを持ったり、山の生活の嫌な面まで見ていたと思うけど、真夏と真冬のレジャーシーズンに行って、農作業は手伝わなくていいし、遊ぶだけの生活じゃないですか。だから、森の記憶としてはいい印象しかないですね。

 

プロフィール

善養寺 幸子

オーガニックテーブル株式会社 代表取締役
株式会社エコエナジーラボ 代表取締役

一級建築士。1966年東京生まれ。
健康、環境、省エネルギーに配慮した独創的な環境住宅を提案。フォレストモア木の国の住宅デザインコンペ2003最優秀賞など環境・省エネルギー住宅部門において多くの受賞暦がある。エコロジーの可能性を追求するため、建物の性能や特性を重視し、効率の良い設備の選定や配置にこだわり、積極的な自然エネルギーを利用した事務所兼自邸『アクティブエコ住宅』(2000年竣工)が話題になり、(社)日本建築士会連合会実践活動奨励賞、第5回環境・省エネルギー住宅賞、板硝子協会会長賞を受賞し、エコロジー住宅の広告塔として成功したばかりか、環境建築に関係する人々にとっての情報基地となる。また、『既存校舎のエコリノベーション&環境教育』を提言し、2005年度から環境省の「学校エコ改修と環境教育事業」事業に大きく貢献している。

 

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