住所 |
埼玉県秩父市三峰298-1
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御祭神 | 御祭神は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉册尊(いざなみのみこと)です。 |
由緒 |
創建は、第12代・景行天皇の御代(紀元71年~130年)と伝えられています。 景光天皇の御子である「日本武尊(やまとたけるのみこと)」が東国遠征に赴き、碓氷峠(群馬県と長野県の県境)に向かう途中、この三峰山に登山しその山川の清く美しい様子をご覧になり、御祭神(伊弉諾尊と伊弉册尊)の国造りを偲んで創建したと伝えられています。 「三峯(三峰)」の名は、日本武尊の死後、景光天皇が日本武尊が巡った東国の地を巡り歩き、上総国(千葉)にて当山が「三山高く美しく連らなる」ことを耳にし名付けられたとの伝承が残されています。 |
公式リンク | http://www.mitsuminejinja.or.jp/ |
アクセス | 秩父鉄道「三峯口駅」下車、その後西武バスを利用。または西武線「西武秩父駅」下車、その後西武観光バスの急行便を利用。 |
三峯神社は、埼玉県秩父市にそびえる「妙法が岳(標高:1332m)」の山頂途中にお祀りされている神社です。
※三峰山は、奥秩父にある三山(妙法が岳、白岩山、雲取山)総称です。
神社へと至る登山道からのぞむ眺望は、まさに絶景。この眺望だけでも参拝の価値があるかも知れません。
参道の入り口には、変わった形の白い「三つ鳥居」が立ち、鳥居の両脇には秩父山中に生息していた狼をモチーフとした狛犬が並んでいます。
※境内には他にも多様な狼狛犬が配されています。江戸時代の秩父地方では、狼を、猪などから農作物を守る神使として崇めお祀りする風習があったようです。
三峯神社付近からの眺望
参道入り口にたつ白い「三ツ鳥居」
狼をモチーフにした狛犬
参道は杉並木になっており、清々しい山の空気が広がっています。
鳥のなき声、川のせせらぎ、木漏れ日。歩を進めるたびに心が洗われていくのが分ります。
参道を約30分ほど歩くと、三峯神社の社殿に到着します。
社殿や境内社などには、繊細かつ鮮やかな見事な装飾が施されており、思わず感嘆の声がもれるほどです。
木々の呼吸を感じながら、ゆっくりと歩いていかれると良いでしょう。
参道の途中には、日本武尊像や奥宮遥拝所、隋神門などの見どころもあります。
特に濃紅の柱と鮮やかな装飾が施された隋神門は圧巻です。
さて、参道を約30分ほど歩くと、三峯神社の御社殿に到着します。
今から約340年前(1670年頃)に建立された拝殿や御本殿には、繊細かつ鮮やかな見事な装飾が施されており、思わず感嘆の声がもれるほどです。
参道の杉並木
手水舎
三峯神社の御本殿
参拝前に禊を行う「手水舎」も豪華絢爛。もしかすると日本一豪華な手水舎かも知れません。
他にも、麗しい佇まいの「国常立神社」、日本武尊をお祀りする「日本武神社」、建ち並ぶ20もの末社群など、御社殿周辺には見どころが満載です。拝殿の前に立つ、樹齢700年の重忠杉も存在感たっぷりです。
三峯神社の境内は広く、奥には狼をお祀りしている「お仮屋神社(おかりやじんじゃ)」の参道が続きます。
人気が少ないこの参道、少し神秘的な雰囲気も漂っています。
途中には、2本の木が根元で融合した杉の木(ご神木・えんむすびの木)もありますので、良縁祈願をされる方は立ち寄られると良いかも知れません。
その後も杉並木は延々と続き、三峯神社の奥宮へと至ります。
森林浴やハイキングには絶好の三峯神社参拝。どうぞお参りくださいませ。
御神木・えんむすびの木
三峰の四季・・・三峯神社のホームページより
三峯神社~三峰の四季~
大木さんが運営しているぶらり寺社めぐりより
三峯神社(埼玉):ぶらり寺社めぐり