私の森.jp 編集部が毎年お参りする「池尻稲荷神社」
皆さま、もうすぐお正月ですね。
お正月にはきっと「初詣(はつもうで)」に行かれることと思います。
初詣は、どうぞ「氏神様(うじがみさま)」にお参りください。
「氏神様」とは、皆さまがお住まいの地域を守っている神様(鎮守神)のことを主に指します。
夏や秋になると「お祭り」があると思いますが、どの神社のお神輿(山車)が家の前を通っているのか、または家の近くに掲げられるお祭り旗や提灯にどの神社の名前が書かれているのかがヒントになると思います。(しっかり確認したい場合、「ここかな」と思う神社に電話をして確認されると良いと思います)
年の初めに、住んでいる土地を守ってくださる神様に、旧年の御礼と新年のごあいさつをする。それが初詣です。
新年に家族や親しい人に「昨年はたいへんお世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いします」とごあいさつをしますよね。それを「土地を守って下さっているご縁の深い神様」に対しても行うわけです。
遠くにある有名な神社やお寺に赴き、自分の欲を実現させて欲しいと願いごとをする、それが「初詣」のように考えていらっしゃる方も多いと思います。
しかしそれは神様からすれば、自分の家に遠方から見ず知らずの方が突然(しかも次から次へと)やってきて、「私の願いをかなえてください」と分別なく言われるようなものなのです。
せっかくのお正月なので、観光を兼ねて大きな神社に参拝することは楽しいイベントなのだと思います。
しかし本来行うべき大切な参拝(ごあいさつ)も、ぜひ行っていただければと思います。
新しい年が皆さまにとって素敵な年になりますように。よいお正月をお過ごしください。
大木浩士