森のクイズ
Q
Q森のクイズ No.110

日本の蝶の移動距離の記録は?

鳥に渡り鳥がいるように、蝶にもワタリをする蝶がいます。ワタリをする蝶、アサギマダラの移動距離の記録、わかりますか?

  • 約500km(和歌山―鹿児島)
  • 約1,500km(和歌山―沖縄)
  • 約2,500km(和歌山―香港)
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正解

3約2,500km(和歌山―香港)

2011年10月10日に和歌山県から放たれたアサギマダラが、83日後の12月31日に約2,500 km離れた香港で捕獲されました。途中高知県でも捕獲されていて、世界第二位の長距離の移動が確認されたとのことです。

アサギマダラ

Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by Andrzej Kaim

ナショナルジオグラフィック(2007年5月号)によると、長距離の移動が初めて確認されたのは1981年のことで、鹿児島県の種子島から飛びたった蝶が、遠く離れた福島県と三重県で見つかり、昆虫研究者たちは「北米のオオカバマダラのように、大規模な季節移動をしているのではないか」と色めきたったそうです。ちなみにオオカバマダラは南北アメリカ大陸を5,000kmも移動するそうです!

どうやって調べるのかというと、捕獲した成虫の翅の半透明部分に捕獲場所・年月日・連絡先などをマジックインキで記入(マーキング)して放蝶することで個体識別しています。マーキングされた個体が再び捕獲された場所・日時によって、何日で何km移動したか、同じ場所にとどまったかがわかります。

2011年10月10日に和歌山県から放たれて、83日後に約2,500km離れた香港で捕獲されたアサギマダラ

2011年10月10日に和歌山県から放たれて、
83日後に約2,500km離れた香港で捕獲されたアサギマダラ

Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by Hf9631

研究者の中には個人で年間数千頭から1万頭にマーキングする強者もいるそうで、こちらの記録にも驚いてしまいます。ただ、今もなお、アサギマダラがなぜ季節移動をするのかということについて明確な答えは出ていないようです。アサギマダラに関しては意外な捕獲方法や、特定の花に群がる習性など、不思議な習性がいろいろあるので、またクイズでご紹介しますね。

参考リンク
Wikipedia:アサギマダラ
驚異の飛翔2500キロ アサギマダラの神秘
NATIONAL GEOGRAPHIC「海を渡る蝶 アサギマダラ」(2007年5月号)

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