2008年11月
2008年11月26日
ちょっと来年の楽しみも残しつつ
吉野・フクオリ
今年の私の山は、少しスギがありました。100本ぐらいですが。
ヒノキよりも伸びがよくて、太いもので柱材くらいの大きさです。
せっかくなので葉がらしをやってみています。
基本的には山側に倒して、こぐちを切り株の上にのせるように間伐して、しばらくおいておきます。
こぐちが地面についてしまうと腐ってきてしまうので、切り株から離さないようにツルを残すのが結構難しいのですが…。
横から見るとこんな感じです。
来年になったらどんな色になっているか楽しみです。
そろそろ吉野もオフシーズンが近づいてきました。まだ雪が降ってもすぐにとけるので、山は動いています。でも焚き火が恋しい寒さですね。
あさださん、secoさん、松葉さん、コメントありがとうございました。
2008年11月20日
雪が降る前に
吉野・フクオリ
今年の私の山、ヒノキはこんな感じに仕上がりました!
ふぅ。
40年生くらいのこの山は、実は1ヘクタールあたり4,800本もありました。
この山、もともとは1ヘクタールあたり約8,000本(吉野は密植なので)植えられていたと思います。そして、今まで2回ほどの間伐と枝打ちがおこなわれています。今回が3回目の間伐で、3割ほど間伐しました。
けっこう間伐してずいぶんすっきりしたと思ってはいましたが、念のため最終チェックを大先輩の山守さんにお願いしたところ、
「けっこうというほどは伐りすぎてないけど、それぐらいでもいいよ。」
というお答えでした。う~ん…。
まっ、とりあえず今回は完成ということでいいみたいです。
あ~良かった。
(あかさん、ぐりさん、nanaeさん、なしかたさんコメントありがとうございます!)
2008年11月09日
矢立(ヤタテ)
吉野・秋
「秋晴れ」のところで、かきつけの話を書きましたが、今日はそのかきつけの道具をちょっと紹介したいと思います。
かきつけは、nanaeさんのコメント(ありがとうございます!)にもあったように、木にしっかり名前などを書きます。皮があったりで上手く書くにはなかなか難しいのですが…。
かきつけは平らなところだけではなく、いろんな山(山深いところや急斜面でも!)でかきつけをしています。なので、墨と筆をいろんなところへ持ち運ばなければなりません。
そこで、大活躍なのがこの「矢立」。
いろんな形の矢立がありますが、このタイプは、江戸時代に墨つぼがこのように丸くなり管をつけて筆を入れるスタイルになったそうです。腰に差して歩くのに便利です。
奈良は古くから墨や筆の生産が盛んですが、先日奈良公園を散歩したときに若草山のふもとのお店でいろんな矢立がありました。和歌で使われる矢立はもっと小さかったりと、いろんなタイプのものがありました。
今、吉野は紅葉が綺麗です。
歩道沿いのかきつけを見ながら紅葉を楽しむのも、吉野の趣のひとつかもしれませんね。