「え？そうなの？」と思ったあなた、「からだ全体が黄緑色」で「花の蜜が大好き」な鳥は、実はウグイスではなくメジロなんです。

メジロは鮮やかな黄緑色の姿をしており、目の周りをクルッと囲む白いアイリングが特徴です。

鮮やかな黄緑色の和菓子の「ウグイス餅」といったネーミングや、花札の「梅に鶯」のイメージから、春先に梅や桜の木にとまる黄緑色の鳥(メジロ)をウグイスと勘違いする人が後を絶たず、国民的な「鳥違い」が脈々と続き、今に至るようです。
(ちなみに「梅にウグイス」は、ウグイスが梅の木にやって来るという意味ではなく、２つのものの調和がとれているといった意味の言葉だそう。)

本物のウグイスは、灰色がかった茶色で、目の上に白い眉班があります。警戒心がとても強いため、藪などの暗い場所に姿を隠していることが多く、あまり人前に出てきません。また昆虫を主食として、繁殖期以外は単独で行動します。「ホーホケキョ」の可愛らしさからはギャップを感じる、渋めのライフスタイルの持ち主なのです。

ウグイスとメジロの見分け方、もうバッチリですね。森でも街でも沢山の鳥に出会える春をめいっぱい楽しみましょう♪

参考リンク
野鳥情報.com｜ウグイスとメジロの違いと見分け方
GARDEN STORY｜知ってる？春を告げる野鳥、ウグイスとメジロの違い

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