森のクイズ
Q
Q森のクイズ No.34

森に降る雨の行き先は?

森に降る雨の水にはいろいろな行き先があります。地中にしみ込んで土壌で保たれたり(保水)、川に流れ込んだり(流出)するほかに、すぐに大気に戻ってしまうものがあります。土にしみ込むことなく気化するものを「蒸発」と言いますが、土にしみ込んだ後、樹木の働きで大気に戻ることを何と呼ぶでしょう?

  • 葉発
  • 蒸散
  • 樹散
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正解

2蒸散

「蒸散」とは、土の中の水分が根から吸い上げられ幹を通って葉にいたり、ここで大気中に放出されることです。気化する際にまわりの熱を奪うので森林内外で気温が下がります。熊本県北部の森林流域での調査によると、多い日でスギ1本あたり15〜40キログラムの水を蒸散していることがわかりました。「蒸散」は、「蒸発」と合わせて「森林蒸発散」と呼ばれ、森の中の水の収支を考える際の重要な要素です。

蒸散・蒸発・流出・保水

ちなみに「保水」は地面に届いた雨水が土壌の中で保たれることで、いわゆる「緑のダム」の効果はこの土壌中の保水をさします。また、「流出」は地表を伝うか、土壌に浸透した水が地下水流となって川へいたることです。

参考文献
『森の不思議を解き明かす』日本生態学会 編(文一総合出版)

参考サイト
Wikipedia「蒸発散」