日本の木材自給率は?
地球規模で見ると、面積全体の10%ほどが森林ですが、日本は国土の約67%が森林です。では、建築や紙などの材料となる「木材の国内自給率」はどの位でしょうか?
- 71.4%
- 50.2%
- 36.1%
336.1%
下の図をご覧ください。昔は90%近くあった自給率が今ではわずか36.1%となり、日本は世界有数の木材輸入国となっています。
木材の輸入先は主にカナダ、フィンランド、ロシア、スウェーデン、オーストリア、チリ、アメリカ合衆国など。丸太や製材した後の柱や板、木材パルプやチップなどの形状で輸入しています。日本で使われている木材は主に、建築・土木用や紙の材料になります。
森林に恵まれている国なのに海外から大量に輸入している……海外では「日本は自国の森を温存するために、海外の木を使っている」という批判さえあります。(本当は温存ではなく、国内の木を使いたいのですが!)
※燃料用チップの計上
平成26年の木材需給表から、近年、木質バイオマス発電施設等での利用が増加している燃料用チップも計上されることになりました。
※農林水産省が公表している「森林・林業再生プラン」によれば、日本は2020年までに木材自給率50%を目指すとしています。
参考
林野庁「平成28年木材需給表」の公表について~木材自給率は6年連続で上昇し、34.8%に~(平成29年9月26日)
林野庁「平成28年木材需給表(PDF : 271KB)」
林野庁「木材供給量及び木材自給率の推移(グラフ)(PDF : 66KB)」
森林・林業再生プラン(PDF)
森学ベーシック:1.日本の森・世界の森:暮らしのなかの輸入材
(2018.11 更新)
ゲスト出題者募集!
編集部では、面白いクイズ出してくださる出題者を募集しています。
私の森.jpの編集活動にご協力いただける、素敵なみなさまからのご連絡をおまちしております。